2011年12月1日木曜日

「バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架」藤木稟

英国に奇跡調査にやってきた平賀とロベルトは、帰り道で自動車事故にあい、しばらく田舎町に滞在することに。だが、公爵家の領地であるその町には古くから、吸血鬼が徘徊しているという噂があって──!?
 シリーズ5冊目。結局年内に既刊全部読んでしまった…。
 で、どんでん返しという意味ではこれが一番最後が急転直下というか「そうきたかー」って感じ。それでも破綻してるとかではなくて、「奇跡」にはちゃんと合理的な説明がつけられてる。ただ、文字キーを押してからくりが動く、っていう仕組みは3冊目か4冊目かと同じで、まぁからくりのキーなんてそんなパターンないのと同一会派というか…思想を同じくするというか、同じ「科学」「秩序」の中で動いている事柄だから似てくるのは仕方ないか。
 最後に、2冊目で出てきたあの人がまた姿を表して…そことここがくっついて次はいよいよ新展開になるのかまだキャラが増えるのか…。

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