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2012年6月30日土曜日

リアル脱出ゲーム『月面基地からの脱出』

リアル脱出ゲーム OFFICIAL WEB SITE » Blog Archive » 宇宙兄弟×リアル脱出ゲーム月面基地からの脱出



 6月30日のネタバレユーストをもってネタバレ解禁ということなのでぼつぼつ書いておこうかと。
 私はこの公演が「円形闘技場(大阪D)」「マグノリア銀行(HEP HALL)」に続いて3回目のリアル脱出ゲーム。サンガサポ仲間3人で参加してきました。…翌日にセレッソサポの知り合いも行ってたらしい。
それはさておき。
 コラボしている「宇宙兄弟」を未読で、映画も見てなくてアニメも見てないんだけど、もちろん特に支障はなかったです。終わる頃には「映画見てみようかなぁ」と思わせてくれたので(結局見てないけど)こういうプロモーションも有りだと思います。…なんで見なかったってこの映画…予告が概要みたいな印象を受けてしまうというか。面白そうなんだけど予告だけで起承転結を勝手に予想できてしまうというか。

2012年4月23日月曜日

「幽女の如き怨むもの」三津田信三

戦前、戦中、戦後にわたる三軒の遊郭で起きた三人の花魁が絡む不可解な連続身投げ事件。
誰もいないはずの階段から聞こえる足音、窓から逆さまに部屋をのぞき込むなにか……。
 心待ちにしていただけに…って最近こんなんばっかり言ってる気がします。そう考えると買い漏らしが多いコミックス以外は新刊アラートを設定しない方がいいのかなぁ…2ヶ月前に発売日を知る→2ヶ月分の明確な「新刊待ち期間」があって、その間は「次いつかなー」の時とは明らかに違う期待感があるからどうしてもハードルが高くなるというか。週に3回本屋に寄って(大体空振りだけど)「あ、出てるやん!」で買って読んだほうが読了感は幸せなのかも…と思ってしまいます。
 いや、面白かったですよ。面白かったけど、「厭物」「首無」「水魑」の個人的な刀城シリーズ3トップには劣るな…っていうのが正直な所です。

 以下、本編に触る内容の感想です。

2012年4月11日水曜日

「忌館 ホラー作家の棲む家」三津田信三

奇妙な原稿が、ある新人賞に投稿された。“私”は友人から応募者の名が「三津田信三」だと知らされるが、身に覚えがない。そのころ偶然に探しあてた洋館を舞台に、“私”は怪奇小説を書きはじめるのだが…。
 三津田信三のデビュー作。次回作が待ちきれなかったので買ってみました。
 作家にはデビュー作が100で、2作目3作目が98、96…ってなっていく人もいる中で、これは第1作が100なら「厭物~」は120とか150とかそういう感じ。…ただ、先に刀城言耶シリーズを読んでからだとこれは80とかそういう感じかな…と。

2012年3月15日木曜日

「百姓貴族 (2)』」荒川 弘

マンガ家になる前は北海道で七年間、農業に従事していた荒川弘。
今巻も、波瀾万丈の十勝開拓史から荒川家の親父殿の破天荒っぷりまで、抱腹絶倒エピソードが満載!
「家訓・働かざるもの食うべからず」。
笑いあり、トリビアあり、理不尽あり、伝説ありの、最上級霜降り☆農家エッセイ・コミック第二弾!!
 1作目に比べてよりシビアというか、人為的な側面が見えた気がする2冊目です。牛の角切りとか牛乳の話とか、行政と農家の事情、というか。それでも北海道の農家はやっぱりケタ違いでぽかーん。
 とはいえ、一口オーナーのエピソードは読んでて切なくなりますね…私の近くでもそういうことをしている人がいるのですが、B級品以下のものも普通に畑にはなっている…というかそっちのほうが多い事を知らない人…そりゃいるんでしょうが(´・ω・`) 自分とこの畑で取ってくる白菜とかの葉物なんて虫食い穴だらけなのが当たり前だし枝豆は虫食いとか時には虫そのまま入ってるしじゃがいもは小さすぎてカレーにそのまま入れるレベルのもあるし…そういうもんだと思って育ってこれたのは幸せだったんだなぁ…と。

2012年3月13日火曜日

「サッカー「観戦力」が高まる」清水 英斗

9割の人はなぜサッカーの見方を間違えるのか?

世界の強豪クラブ、各国代表チーム、Jリーグ、なでしこジャパン…
実際の試合の成功例/失敗例とともに、観戦時に着目すべきポイントを紹介。
サッカーを観る目が180度変わる、目からウロコの「観戦術」決定版!!
 オフシーズンのうちに読んでしまいたかったのだけど結局シーズン始まってしまいました。
 私にはちょっと難易度高すぎるかなーと思ったけど、それなりに楽しめました。とはいえ、見たことのある試合や選手の動きは文字だけでもなんとなく思い出せたり、イメージできたりするけれども見てない試合の例を文字だけで想像するのはやっぱり難しい…というか読むのにとても集中力を要する本でした。だから3ページ進んで2ページ戻るような読み方をしていてなかなか読みきれないっていうね。1回通しで読んだだけでは頭いっぱいで最初の方の内容覚えてないのでまた読みなおそうと思います。

2012年2月28日火曜日

「火神録 考古探偵一法師全の記憶」化野燐

すべてはあの年、京都ではじまった―。大学で考古学を専攻する佳織は、殺人の現場に偶然いあわせたことをきっかけに、先輩の一法師、同級生の荻原、鋭い洞察力をもつ文化財修復師・後田あいりと行動を共にすることになる。佳織は一法師があいりに惹かれていることに気づき、動揺する。あいつぐ不審火、ビル爆破事件、そして大がかりな脅迫が古都を震撼させる。考古探偵の過去がついに明かされる、人気シリーズ第4弾。
 1~3巻の過去編。一法師の過去…が千装佳織の目線で書かれてる。一法師ってイケメンやったんや…っていう今まで3冊にそんな描写があったかも覚えてないのですが。1~3巻のどれよりもさらっと読めたのは今作の舞台が「どこかにある架空の発掘調査現場」ではなく京都の街中やからかな。地理もわかりやすいし、場所や様子を説明するのは発掘調査現場よりはるかに容易いはず。

2012年2月6日月曜日

「それからの三国志 上 烈風の巻」内田 重久

西暦234年、五丈原の戦いで稀代の軍師・孔明が没し、数々の英雄たちに彩られた「三国志」は終焉する。しかし蜀魏呉の覇権争いには、新たなステージが待っていた。老将・仲達が徐々に権力を掌握してゆく魏、対して、孔明の遺命を受けた姜維が蜀を支え、呉とともに北伐を重ねる。激動の世紀の先に、平和な世は訪れるのか? 知られざるその後のヒーローたちの活躍を描く感動の歴史大河。
 名古屋に行ったときに時間が余ってふらっと本屋に行ったら平置きされてた本。一応あらすじだけは確認したものの…ほぼ即買いでした。
 とても読みやすくて面白いです。姜維好きだけど佞臣扱いされてるのが多いから(´・ω・`) ってしてたらこれはホントに面白い。そりゃ北伐奏上しまくってるのは変わりないんだけど。まだ下巻読んでないけど夏侯覇との話であるとか、鍾会との話にも期待。
 魏は魏で、何晏の話とかはとても面白かったし、司馬懿―司馬師・司馬昭への流れもすごくわかりやすい。
 当時の官僚制度というか、地位の説明であるとかも挟まれてて、そういう意味では知ってる人には説明過剰かもしれないけれど、逆に詳しくないととてもありがたい。また、カタカナも遠慮なく使われているので(サロンとか)敢えて漢語にこだわって書いてあるよりもわかりやすい。
 ただ、蜀・魏に割かれてるページ数に対して呉がなんていうか…割と空気。孫権の没前後がちらっと出てくるくらいで、陸遜らの名前は申し訳程度。丁奉が少し出張ってるかなー…? くらい。呉好きは読んでもつまらないと思う。それはAmazonのレビューにある通り。
 ところどころで倭国についても触れられてるので、そういう点でも私にはとても面白かったです。

2012年1月24日火曜日

「J2白書 2011 永久保存版」

 本屋に見つかれなかったのでAmazonで注文しました。
 今年のJ2をざっくり振り返って…うーん…言い方はアレだけど、「話題の主役」になりたかったなー…と。優勝+昇格っていう意味で。昇格争いから10月には脱落したことで、そこから連勝したとはいえ話題の中心にはなれなかった訳で。
 でもまぁJ2白書的には締め切りギリギリで差し替えになったのであろう天皇杯のページはなんていうか、誇らしいよね。…サンガは負けたけどさ。J2決勝っていう初物の片棒を担いだことは正直誇らしいよね。山形も鹿島もマリノスも倒してあそこに行ったんだから。
 あとはやっぱり3月の震災後の記事かな…今年のホーム開幕は3/11、いやでも意識するわな…去年のホーム開幕は3/13の予定やったんやっけ…。
 でもこれ読んだらホンマ、今年の開幕が待ち遠しいわ。

2012年1月22日日曜日

「高校サッカー聖地物語 僕らが熱くなれる場所」安藤 隆人

高校サッカーを経験したひとたちにとって、国立ではない、憧れの「聖地」がある。全国各地にあるそうした「もう一つの聖地」では、今も昔も様々な名勝負が繰り広げられ、物語が紡ぎ出されていく。そうした「熱闘」「物語」を演じてきた海外組&Jリーガーたちがそれぞれの「聖地での物語」を語る―。
 フロンターレの楠神順平が滋賀県の「聖地」として皇子山を挙げてくれてたので読んでみました。まだ皇子山しか読んでないのですが。
 こういった人にまつわるアソート的な本は中身の1本1本が短かったりして、それが美味しい所どりばかりであってもなんかこう…読み応えがないなぁ…と思う事が多々あるのですが。今回はあえて47都道府県全部取り上げるようなことをしなかったのが逆に1本1本の厚みがあってとても良かったと思います。皇子山にまつわる話も、野洲の草津東へ挑む歴史(というと大げさだけれども)やあのセクシーフットボールを思い出してきて…いやしかし皇子山を風光明媚な競技場というのはいささか褒めすぎではないかと。そりゃ確かに立地は景色の良いところかもしれないけれどいうても皇子山やで…と思ってしまうというか。

2011年12月1日木曜日

「バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架」藤木稟

英国に奇跡調査にやってきた平賀とロベルトは、帰り道で自動車事故にあい、しばらく田舎町に滞在することに。だが、公爵家の領地であるその町には古くから、吸血鬼が徘徊しているという噂があって──!?
 シリーズ5冊目。結局年内に既刊全部読んでしまった…。
 で、どんでん返しという意味ではこれが一番最後が急転直下というか「そうきたかー」って感じ。それでも破綻してるとかではなくて、「奇跡」にはちゃんと合理的な説明がつけられてる。ただ、文字キーを押してからくりが動く、っていう仕組みは3冊目か4冊目かと同じで、まぁからくりのキーなんてそんなパターンないのと同一会派というか…思想を同じくするというか、同じ「科学」「秩序」の中で動いている事柄だから似てくるのは仕方ないか。
 最後に、2冊目で出てきたあの人がまた姿を表して…そことここがくっついて次はいよいよ新展開になるのかまだキャラが増えるのか…。

2011年11月22日火曜日

「バチカン奇跡調査官 サタンの裁き」藤木稟

美しき科学者・平賀と暗号解読のエキスパート・ロベルト。天才神父コンビが新たに挑むのは、腐敗しない大預言者の死体の謎。二人は早速熱帯のソフマ共和国に飛ぶが、ロベルトのまわりで奇怪な現象が起こり始め……!?
1作目(バチカン奇跡調査官 黒の学院 (角川ホラー文庫))をずいぶん前に単行本で読んで(出版年からするともう4年前か…)、面白かったけど単発かーと思って(その時はシリーズタイトルでもなく、文庫版にあるサブタイトルもついてなかった)たらこないだふらっと立ち入った本屋で文庫で5冊目までシリーズ化されてるのを見かけて思わず買ってしまった2冊目。

2011年10月13日木曜日

「なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか」中森千晶

宝塚歌劇といえば、男役。10代のあどけない女の子が、いかにして男役になっていくのか。
男役はいかにして生まれ、その地位を確立したのか。その疑問を解き明かします。
女の子が演じるその男役はどのようにしてカッコ良くなっていくのか。宝塚ファンなら一目で判るイラストとともに、歴史をたどりながら楽しく解説。
 もっとこう、10年単位で宝塚見てないと楽しめない・わからない内容かと思ったけど全然そんなことなくて、ライトファンでも楽しく読めると思う。…私がライトかは置いといて。少なくとも2ケタなんてとんでもない観劇歴ですよ。
 それはさておき、結構最近の公演についても触れられてるので(アルジェまで)、ここ1,2年くらいしか見てないわ、てな人でも全然余裕だと思う。

2011年10月6日木曜日

「偽神譜 考古探偵一法師全の追跡」化野燐

鋳型が出土した北九州を訪れた一法師たちは、地盤の崩落で洞穴に転落する。そこで待っていたのは、50年前の発掘現場だった。さらにウイルス感染の危機に直面した一法師たちの前で連続殺人が起こり…。
 考古学探偵シリーズの3作目。7月に買った2作目、「鬼神曲 考古探偵一法師全の不在」と時間軸が一緒で、「鬼神曲」の裏で起こってたのがこの「偽神譜」。なのでもっかい「鬼神曲」に戻って記憶を統一せんとな…というのが読み終わった最初の感想。
 まぁ別に考古学でなくても、とかそういうツッコミは今までからあったことだし、それは棚上げしといて、中身がSFチックというかオカルトちっくだというのも別に…この作者が他に書いてるシリーズを見てたら気にならないし。
 それにしても相変わらず発掘現場というか調査現場の描写がリアルやなぁ…と。

2011年9月27日火曜日

「日本人なら知っておきたい日本文学」蛇蔵・海野凪子

日本文学上の有名人である「清少納言・紫式部・藤原道長・安倍晴明・源頼光・菅原孝標女・鴨長明・兼好・ヤマトタケル」の9人について、一般にあまり知られていない人物像をマンガで紹介します。笑ったり共感したりするうちに、古典そのものに興味がわく教養コミックです。
 教養コミック…てのがどの程度の「教養」を指すのかはまぁ置いといて、サラっと読めてサラっと面白かったです。
 特に冒頭にも出てくる吉田兼好の「最近凝った名前多いよねぇ…難しい字を使えばいいってもんじゃないよ」とか、著作の中でも現代にも通じるような部分が、通じるような言葉を使ってピックアップされてるので親しみやすいです。これ見て、原文はどうなってんのかな、と思ってあたりに行く人がいたらそれでもうけものなんじゃないかなー。いやほんとわかりやすい。続編でないかなマジで。

2011年9月18日日曜日

「お寺とみんなの毎日」杜康潤

「お前どうする? この寺継ぐか?」
禅の宗派のひとつ・臨済宗(一休さんなどが有名☆)のお寺の跡継ぎに生まれた著者の兄。
子供の時に得度式(出家のための儀式)を済ませてはいたものの、
住職になる日は、ずっと遠い未来に感じていた。
だが14歳のある日、その“未来”の決断を突然迫られる事態が……。
 以前買って面白かった「坊主DAYS」の続編。今作はお寺の生活について。
 レビューでも書いてる人が多いけれど、住職がいなくなったらお寺を出ていかなきゃいけないとか、お寺に住む人、特に住職の妻の存在とか、女性僧侶の話とか、ほんとに色々興味深く読んだ。お寺って、ほんとに年1回も行くかどうか…除夜の鐘さえ撞きに行かないしわざわざ聞きに行かなくても家にいても聞こえてくるし…。
 お寺の子供、は私は年が離れてて一緒に遊ぶことはなかったけど、妹や弟は同級生に寺の子がいて、彼らは僧侶になって、実家ではない「継ぐべきだった寺」に行ってるなぁ…

2011年8月30日火曜日

「燔祭の丘」篠田真由美

『僕は―ヒトゴロシ』。謎の詩を残して姿を消した桜井京介は、久遠アレクセイの名に戻り、14歳まで育った屋敷にいた。一方、神代宗の話を聞いた蒼は、函館で京介を捜し歩き、20年前の忌まわしき事件を知る。次第に明らかとなる久遠家のルーツ。そして、父・グレゴリの狂気が京介を襲う!「建築ミステリ」の金字塔、ついに完結。
 高校生の時に友人から借りて読み始めて自分でも買うようになって…思えば何年読み続けたことやら。
 先日の東京行きで一気に読んだのだけれど、逆に一気に読まないと途中で栞挟んで一晩置いたら話に置いて行かれるような気がする。ていうか実際50ページくらい先に読んでたんだけども少し置いたらよくわからなくなって結局最初から読みなおした…。

2011年8月7日日曜日

「スミレ刑事の花咲く事件簿 笑顔の奥に」石平ひかり

 スミレ刑事史上、最大の敵があらわれた!仲良し元同級生3人が、ほぼ一直線に並んだ3つの場所で、同じ凶器によって、約1時間のうちに連続で殺害された。犯人と3人の接点はどこに?光矢の推理が冴え、初めての大手柄かと思ったが、知能犯による大きなトリックの罠が仕組まれていた…。フィナーレは、やっぱり黒燕尾服風ジャケットを着て、階段状の場所。
 最終巻…? ではない…? 読み終わった最初の感想がこれで申し訳ないけども最終巻フラグ立ちまくりだったのに最後にばきっと音を立てて折られたような違うフラグに強制的に変えられたよーな。
 内容はこれまでで一番読み応えがあった。宝塚的な言い方をするなら「一本物」。確かに余談とかも多いのだけど、一本物として楽しめた。
 携帯電話のトリックは現場が近いから色々出来たんやろうなぁ、と思うけどもうちょいフォローが欲しかったかな、と。
 あと、メイ執の話題出したいが為だけの執事のいるお坊ちゃん設定やろ! というツッコミはきっと入れたら負け。
 ネタバレになるけどスミレ刑事は結婚せんでよかったなーと。どうしても水先輩のアテガキやから結婚するとなったら勿論水先輩で脳内映像が再生されるわけで…私の貧弱な想像力ではまだ水先輩のウエディングドレスは想像できませぬ…タキシードとか燕尾のが想像しやすい(そりゃな!)

2011年8月1日月曜日

「4ページミステリー」蒼井 上鷹

 「小説推理」で好評連載中の「2000字ミステリー」を、一挙まるごと5年分、60編収録。各話は原稿用紙5枚分というお手軽な長さなので、通勤通学の車内でちょこっと開くのにオススメです。短くても、伏線やどんでん返し、ミスリードの仕掛けありで、これはオイシイ!
 よくまとまってる。4ページだからさらっと読める。それでいて焦点はぶれてないというか、ちゃんと意図するところがかかれてると思う。そういう意味ではすごく完成度が高いと思う。
 が、反面、4ページだからもちろん話の背後とか起承転結がなくて(承結か転のみ)、ほとんどが読み返さないとよくわからない。「その後」が解らないから後味の悪い話が多いように思う。
 ぶっちゃけ「意味が分かると怖い話」の長い版、みたいな感じ。

2011年7月22日金曜日

「生霊の如き重るもの」三津田信三

 刀城言耶は、大学の先輩・谷生龍之介から、幼い頃疎開していた本宅での出来事を聞かされる。訥々と語られたのは、『生霊』=『ドッペルゲンガー』の謎だった。怪異譚に目がない言耶は、その当時龍之介が見たものが何だったのか、解明を始めるのだが…(「生霊の如き重るもの」)。表題作ほか4編を収録した、刀城言耶シリーズ短編集最新作。
 発売日に買っていそいそと読みました。寝る前に読むと窓開けて(網戸で)寝るのが怖くなるんだけどそんなことはお構いなし。短篇集なので1本ずつでも読めて、それぞれにそんなに連続してないのと、刀城言耶の学生時代のエピソード集なので、本編は割とリンク率が高いこのシリーズにしてはほんとに番外編って感じ。

2011年7月21日木曜日

「鬼神曲 考古探偵一法師全の不在」化野燐

 遺跡発掘アルバイトの古屋は、考古学の学芸員・呉から強引に誘われて出雲市に近いD町を訪れた。ここには“鬼の墓”と呼ばれる古墳がある。地元大学の古代史同好会メンバー5人と古屋たちの周りに見え隠れする黒ずくめの眼帯の男。古墳の石室から“鬼の頭蓋骨”が消失したのをきっかけに、不吉な事件の連鎖が起こる。しかし、そんな時に頼りの考古探偵・一法師はここにいない…。大好評、考古学ライトミステリ第2弾。
 1作目が面白かったので読み終わった翌日に買ってきた2冊目です。1作目とリンクする内容もあるので(登場人物の背景とか)、一応先に1冊目を読むほうがいいかな、とは思うけれど、少し毛色が違う2作目なのでそこまで「読んでなきゃイミフ」な事はないです。