観に行くつもりないとか抜かしてたのはどこのドイツですか状態ですが雪組はロシアです(面白くない上にゴロもよろしくない)。
いや、だから表題の通り彦根に雪全ツを観に行ってきてしまったのですよ。半日休み取って(馬鹿だ)。だってだって(言い訳)まっつが羽背負うと聞いて梅芸観に行ったらものっすごい福耳公演でがおりくんマジ泣かせにくるし誰このカッコイイコサック、ってノーチェックだった朝風くんに目線奪われショーでもデュエダンのまっつソロが福耳過ぎてたまらんしああこれ1回では勿体無いなぁと思ってたらちょうど我慢するかしないかぎりぎりのタイミングで彦根公演があってしかも1階20列目まででまだ席が余ってて彦根といえば道がすいていれば職場から1時間の距離なわけで!
要するに堪え性がなかったんですハイ。(結論)
いやいやでもいってよかったよこんな福耳滋賀で聞けるなんて。っていうかここ滋賀ですよね彦根ですよね私がふらふら遊び歩いてる滋賀県ですよねそこに見えるはフットサルリーグ見に来た県立大ですよね(県立大体育館での試合を見に来た)。…っていうかそれが全ツですよ(本質を見失いがち)。
まぁ案の定、国道めちゃくちゃ混んでてやべぇ間に合わない、開演間に合わなかったら夜公演買い足す(おい)と心に決めて途中から裏道ひょこひょこ通り抜けて10分前になんとか到着しました。せふせふ(財布的な意味でも)。
相変わらずまっつと、前回視線を奪ってくれた朝風くんにロックオンしつつがおりくんに泣かされた感想です。
『黒い瞳』
ヒロさんの小芝居というか、ブツブツ独り言が増えていたような気がする(最初がそれか)。
意図してコサックの場面は朝風くんにオペラロックオンして見てたんだけども…カッコイイね! っていうか眼力!!! 気がつけばすっかり視線泥棒でした朝風くん…これは…落ちた気がする(ぇ)
にしてもまっつはものすごい貫禄でした。馬車に乗る前の、まだ浮浪者の体で歌うところからもうぐわしっっと。空気掴んで離さない感じ。すげぇ。
がおりマクシームィチも今回は最初からしっかり追いかけてみました。2回目の余裕。
で、今日もソリの場面でのまっつは涙がキラキラでした。アレを見ると、あそこでの会話中にプガチョフは己の行く末というか、反乱が成功(ロシア王朝の崩壊?)するとは思ってないんだろうな…って気がする。大仰に『皇帝』を名乗ってみたり、大げさすぎて逆に嘘くさい『成り上がり者』の姿も全部計算の上で、そういう態度を取ることによって士気が高まるとか、コサックのコンプレックスに作用するというか、そういう事を思ってやっているんじゃないかと思えてきた。
そもそも、このまっつプガチョフにとって反乱の『成功』ってのは決して「ロシア王朝の滅亡」や「既存体制の転覆」や「コサックの地位向上」、まして「コサックの手による自治」とかではないと思うんだ。さすがにそこまで出来るとは思ってなくて、既存体制に楔を打ち込む、あるいは一石を投じる程度で終わることも分かってるんじゃないかなぁ、とあの場面であの会話をしながらの涙に思ったのでした。だから最後のシーン、処刑されるとしてもまっつプガチョフとしての『目的』は達成された訳で、『成功』だったんじゃないかな。だからうつむく必要なんてどこにもないし、胸を張って歌も歌える。
けど部下のコサックたちはまっつプガチョフが無駄だと思ってるけど無駄だとは口にしない(逆にそこまでやれそうな幻想を見せている)「王朝滅亡」「体制転覆」「自治権獲得」が本当にできると思って戦ってるのかなぁ…と。そういう点でまっつプガチョフの嘘くさいまでに偉そうな立ち居振る舞いは全部計算なんじゃないかなぁ、ってのが2回見た私の中の結論です。
ちょっと真面目な事を言ったからあとはまた不真面目な事をほざくよ。
いやだから朝風フロプーシャがかっこ良くてですね。朝風くんって割とくっきりはっきりすっぱり目元を黒々と描くのね(とショーのお化粧でも思った)それが肌色の濃いコサックの姿と黒髪にそらもーよくお似合いでさ。マジイケメンだったのよ。それで杖で床打ち鳴らしつつ歌うとか、長い…あれなんだろう…鞭みたいなの持って踊るとか、マジ視線泥棒(何度も何度でも言う)。最後、裏切るってか密告するまでのシーンで額に何かまいてるのは血の吐いた包帯? 柄物のバンダナ? 梅芸では前者かと思ったんだけど今日まじまじと見たら後者なのかなぁ…。
がおりマクシームィチはマジ泣かせに来ましたよ朝風フロプーシャが斬られたあとのセンターで、銃を構えてキムニコライとの邂逅→銃を下ろして諮詢→銃を捨て剣を抜いて振りかぶるだけで斬りかからないまま突進→胴を抜かれて倒れ伏す…の流れが! 銃を下ろして正面向いてる時間は決して長くないのに、すごく長く感じた。がおりくんやりおるで…。マーシャの手紙を届けに来たときの「その…なんていうか、おっかねぇんですよ」の言い方がさぁ!!(机たたきながら)さらに遡って「生きろ!」のとことかさぁ!!!(枕抱えて転がりながら)いやもうほんとに泣かせてきますよがおりマクシームィチ。
あと、みみマーシャとかおりエカテリーナのシーンでまた泣いた…いやほんまあそこ前も泣かされてん。
で、でさ。
ラストシーンに出てくるまっつがものっっっっっすごい神々しくてどうしようかと思った(どうもしません)。梅芸で見たときはそんな思わんかったんやけど、意識してじーっと見てるともうほんと二人を祝福してるかのような表情といい振りといい…うわぁぁぁまっつマジ天使。マジ天使(何度でも言う)。
『Rockon!!』
客席降りで近くにがおりくんがやってきたぞ! まっつは反対側だったが割とノリノリだった。っていうか通路側席の人が握手求めすぎであるよがおりくんも握手攻めに遭うていた…。
ショーでも朝風くんを探してみたのだけれど…一度見つけるともう目が離せないね朝風くん。なんだろうこの引力。
DH移植のあのシーンもじーっと見てみたんだけども…梅芸の時よりまっつが受け受けしかった。梅芸はどっちかっつーと音月さんが受けちっくにみえたんだけども…攻めに転じてた。だってキスシーンのあとのまっつが受けの顔してたんやもん(どんな顔だよ)(もののたとえですよ)。某所では拍手だか手拍子だかがあったというこのシーンですが、彦根ではなんていうか客席置いてけぼりな感じでしたよ。ぽかーん、みたいな。拍手もなかったのである。
そんな巴里のシーンの前の音月さん客席一本釣りは隣に座ってみたり(最前列の席が一つ空席になってたのだ)、手を取ってもう片方の手でおとがいをくいっとしてみたり(っていうかGoogleIMEさんはおとがいを変換してくれんのか)。しかし周りが前のめりになっていたので何箇所か見えんかった…手の甲にキスはなかったですよ残念。
中詰のわんもあたーいむ! は音月さん。最後は「滋賀サイコー!」で〆。ここんとこで朝風くんをロックオンしてたら割と短時間にウインク2個拾いました。あれ、なにこのウインク量産…デジャビュ。あっでもねっとりじゃなかったよ←
彦根のご当地アドリブは「もしあんたが彦根生まれのチンピラやったら~」「~ひこにゃんやったら~」でした。…黒いサングラスかけたひこにゃんを想像しかけて吹きそうになりました。
デュエダンのまっつソロは福耳過ぎて泣けてきた…なにこれほんと寿命延びるわ…まっつの有効活用すぎて…(主にそれが理由の全ツ2回目な訳だが)黒燕尾もカッコイイし。最後に扇形に広がって真ん中に音月さんでポーズ決めるところとかまじかっこいい。
フィナーレもまっつへの拍手がやっぱり大きい。彦根でもみみちゃんより大きいんじゃないかな…。で、まっつの横で階段を降りてくる朝風くんを見、並んでいるのを見て「あー朝風くん大きいなぁ」と思っていたのですが。ええ、新公見てから咲奈くんも大きいなぁと思っていたのですが。帰ってからおとめで確認したら朝風くんは172、咲奈くんも173という…おおぅ…あんなに大きいと思ったのに(おづきさんも174ですよあんなに大きいのに)…雪組スケールと宙組スケールの縮尺の違いをまざまざと付きつけられた気分であります。
ご当地ジェンヌは2名。大澄くんは一階席後方にうちわを持った団体さんが! 大澄くんも名前を呼ばれたときに拳を突きあげて咆哮…するもマイク無し。組長が「滋賀サイコー!」と代弁しておられました。
音月さんのご挨拶は冒頭「彦根ということで、ひこにゃんが見に来てくれるかと…」ひこにゃんネタそこまで引きずるのかよあんなシロモチ来たら後ろの人みえへんがな(そういう問題ではない)。
全ツの地方公演だからなのか、お芝居だけ見て帰る人もそれなりにいらしたり、前のめりになる人もいたり(っていうか私の両脇の人がそんなん)公演中も話し声がちらほらしたり…まぁそんなもんなのかねぇ…。
とりあえず今回の学習としては、帰りに県道2号線に向かって出ようとしないことと、大津草津から彦根までの経路に国道を含めないことです。遠回りになっても空いてる浜街道か湖岸を使ったほうがきっとずっとマシ…でも湖岸は事故や渋滞があると逃げ道がないんだよなぁ…。まぁしばらく彦根に全ツを観に行くことはないだろうし。
>おまけの小ネタ
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