人が多かったので、あまりゆっくりじっくりは見てられなかったのだけれど、可愛いネコから化け猫まで。化け猫といっても歌舞伎の演目で、作り物の猫の首(巨大)が御簾を突き破ってくるという定番の場面が何枚か出陳されてた。
あと、面白いと思ったのは猫(と他の物)で文字や別のモチーフを表現してるシリーズ。「かつお」という3文字になるように猫と鰹を配置したり、猫9匹?で化け猫の首を表現したり。
そんな中で、鳥獣戯画にあるような猫の擬人化シリーズもあり、猫が鞠を蹴って色々な技をしているもの(当時そういう曲芸師がいたらしく、それを実際にスケッチして猫に置き換えたらしい)や、近江八景を下敷きにした「猫身八毛意」てのがあって、それぞれの景色を(中には相当苦しいのもあったけど)捩って猫が何かしてる姿に置き換えてた。堅田の落雁→またたびらくがん(またたびが入ったらくがん(食物))みたいな。八景といいつつ、実際には6匹(6景)だけど、下描きもあわせて展示されてて、こちらには他の2つらしきものも描かれてたので、ダジャレが納得せんかったりスペースの問題で没になったんやろか。
ちょっとググってみたらこのサイトで解説が見られたのでこっちをどうぞ。(自分のメモが悪筆すぎて読めn…)
他にも、食う寝る遊ぶ…で今と変わらず「お猫様」みたいに可愛がられている猫がいたり、いたずらして怒られてるのがいたり…猫萌えじゃないけど、身近な愛玩動物だけにきっと猫絵収集家とかもいたんじゃないかな。どこの猫が可愛いとか毛並みがいいとか人懐っこいとか…。
0 件のコメント:
コメントを投稿