すべてはあの年、京都ではじまった―。大学で考古学を専攻する佳織は、殺人の現場に偶然いあわせたことをきっかけに、先輩の一法師、同級生の荻原、鋭い洞察力をもつ文化財修復師・後田あいりと行動を共にすることになる。佳織は一法師があいりに惹かれていることに気づき、動揺する。あいつぐ不審火、ビル爆破事件、そして大がかりな脅迫が古都を震撼させる。考古探偵の過去がついに明かされる、人気シリーズ第4弾。1~3巻の過去編。一法師の過去…が千装佳織の目線で書かれてる。一法師ってイケメンやったんや…っていう今まで3冊にそんな描写があったかも覚えてないのですが。1~3巻のどれよりもさらっと読めたのは今作の舞台が「どこかにある架空の発掘調査現場」ではなく京都の街中やからかな。地理もわかりやすいし、場所や様子を説明するのは発掘調査現場よりはるかに容易いはず。
正直あっさりすぎて物足りん感じはあります。…いや、正直発売が伸びたのもあって期待が増してたから…うん。正直、これは「第4巻」として出すんではなくスピンオフみたいな形にしてもらったほうがよかったかなー…っていう思いがあります。
ラスト1ページくらいで次シリーズへの流れが書かれていて、今度はあの頼りないのを兄にもつ妹が出てくるのかなー? 私は呉さんのキャラが好きなので次は呉さん出てくるといいなw 呉さんのスピンオフも読んでみたいといえば読んでみたいけども。
それはさておき、正直1~3の延長で4が来て完結するかと思ってたので単純にまだ続きが読めるというのは嬉しいです。
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