西暦234年、五丈原の戦いで稀代の軍師・孔明が没し、数々の英雄たちに彩られた「三国志」は終焉する。しかし蜀魏呉の覇権争いには、新たなステージが待っていた。老将・仲達が徐々に権力を掌握してゆく魏、対して、孔明の遺命を受けた姜維が蜀を支え、呉とともに北伐を重ねる。激動の世紀の先に、平和な世は訪れるのか? 知られざるその後のヒーローたちの活躍を描く感動の歴史大河。名古屋に行ったときに時間が余ってふらっと本屋に行ったら平置きされてた本。一応あらすじだけは確認したものの…ほぼ即買いでした。
とても読みやすくて面白いです。姜維好きだけど佞臣扱いされてるのが多いから(´・ω・`) ってしてたらこれはホントに面白い。そりゃ北伐奏上しまくってるのは変わりないんだけど。まだ下巻読んでないけど夏侯覇との話であるとか、鍾会との話にも期待。
魏は魏で、何晏の話とかはとても面白かったし、司馬懿―司馬師・司馬昭への流れもすごくわかりやすい。
当時の官僚制度というか、地位の説明であるとかも挟まれてて、そういう意味では知ってる人には説明過剰かもしれないけれど、逆に詳しくないととてもありがたい。また、カタカナも遠慮なく使われているので(サロンとか)敢えて漢語にこだわって書いてあるよりもわかりやすい。
ただ、蜀・魏に割かれてるページ数に対して呉がなんていうか…割と空気。孫権の没前後がちらっと出てくるくらいで、陸遜らの名前は申し訳程度。丁奉が少し出張ってるかなー…? くらい。呉好きは読んでもつまらないと思う。それはAmazonのレビューにある通り。
ところどころで倭国についても触れられてるので、そういう点でも私にはとても面白かったです。
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