2012年9月18日火曜日
「土偶・コスモス」MIHO MUSEUM
初めて行ったのだけれど、いやーすごいところでしたね。ホントにこの道であってるのか、とか茂みに隠れかけた「この先9キロ」の看板からの9キロの長いこと長いこと。
にしても山道延々走っていきなりこんな近代的な建物が現れたら信者でなくても「おおっ」って思うわ。ミュージアム本館のエントランス正面は全面ガラス張りで、向かいの尾根にある教団の建物(有名な建築家の作品らしい)が屋根だけちらっと見えてる視覚効果もうまいなぁ…
何にせよ、甲賀の入り組んだ尾根の中にあるもんだから空気は綺麗だわ緑に溢れてるわ(むしろ緑しかない)で素晴らしい環境でした。
で、展示ね。
いやー面白かったですよ。学術云々よりも視覚効果狙った展示だと感じました。
資料保存の範囲をこえてかなり落とされた照明は手元でメモ取れないくらい。壁面ガラス張りで土偶を並べて、背景に色をポイントで入れて一つの作品のように展示していたり。写真を背景に出どころ遺物(破片多め)をずらっと並べてたり。
大体時代順に並んでるので相谷土偶(結局これが正式名称?)は割と最初の方に。もっとたくさん土偶容器があるかと思ったけど意外と少なかったな(´・ω・`)
凄いと思ったのは壁面の展示ケース一列まるごと全部遮光器土偶! こんなに遮光器土偶を並べた展示はなかなかないやろ…
まぁなにせ数は多い。次から次へと土偶(もしくは縄文土器)。中を中空にして土鈴みたいになってる土偶も何点か並んでたなーどんな音がするんやろか。
最後のほうに葛篭尾崎の湖生鉄付着土器が展示されてたんやけど、その横に宗像教授の原稿(実物)が展示されてた…! セリフとかも手書きの生原稿…!! そういえば展示の入口には岡本太郎のもあったな…
展示替えで大物(私的には)は来月末以降に並ぶみたいやからこれはもっかい見に行くべきかなぁ…
ただ、残念だったのは図録だわ…流石に東博のあのレベルは無理にしても、重複するものもそこそこあって、土偶ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!な図録だと期待が大きすぎたのは認める。確かにめちゃくちゃ期待してた。ラインナップは確かに楽しい顔ぶれやった。正面だけでなく、側面背面並べてくれてるのもありがたい。けど、けど…! ピント甘い写真が結構…orz てろーんとしてる写真がどーも…(´-ω-`) 黒背景にしてるから余計にのっぺりして見えるのかなぁ…(´・ω・`) イメージ重視としては黒背景のがええかもしれんけどしゃきっとした写真はやっぱり白背景がええなぁ…コピーもとりやすいし(大事)
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