2009年3月10日火曜日

微妙なニュアンス

 小学生の学年末な歴史のテスト(50問)の回答を作ったのですが(問題は別の人が作ったのに回答を作り忘れたとかんなアホな)。私に作らせたらこういうことになるぞ、というのが全面に押し出された回答例が出来上がってダメ出しをくらいました。

推古天皇の摂政になったのは
 ○厩戸王子
 ×聖徳太子
※『聖徳太子』は江戸時代以後に付けられた名前。

本能寺の変を起こした明智光秀を討ったのは
 ○羽柴秀吉
 ×豊臣秀吉
※秀吉が豊臣を名乗るのはもっと後、賤ヶ岳が終わってから。

秀吉が作った城は
 ○大坂城
 ×大阪城
※『大阪』だと夏の陣の後の徳川氏の大阪城のことに。

 細かすぎる、だそうで。いや、でも大化の改新の時は『中臣鎌足』って書くやん? その後で藤原姓を貰って『藤原鎌足』になるからってそうは書かへんやん? …だから私にやらせるとこういう事になると…。古事記だって教科書には稗田阿礼が『暗唱した』とか書いてあるけども、実際古事記の前文というか、奏上文みたいな所(これこれこういう理由で作りました、みたいな文章)にはそんなこと一言も書いてないし! 各氏族に伝わる伝承(文字資料)を整理しました、って書いてあるし! 教科書なんてアテにならない…。

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