サッカー選手の平均引退年齢は21歳だと以前何かで読んだことがあります。サッカーの選手生命は一部の選手をのぞいてとても短いのだとその時思ったものです。
どの選手にもいつか引退や移籍でチームを去る日が来て、私達サポーターがそれを笑顔で見送れるケースは本当に少ないのだと、知っていました。だから今まで誰が戦力外通告を受けても、引退しても、ああそんなもんだよね、と思うようになりました。
今日、平井選手がブログで現役引退を発表しました。
ここ暫く、公式戦での出番がなかった京都の守護神。No.1。他の、これまで見送った数多くの選手のうちの一人になりました(強化部としてサンガには残るそうですが)。
でも私にとって、平井はこれまでに見送った選手とは別格の思いがあるのが正直な所です。私がサンガサポになったのは、偏に平井がいたからです。私をサンガサポにしたのは平井の存在でした。
思い起こせば2000年、「そう言えば俺の幼なじみがプロになってん」そう言った知り合いの声がきっかけで初めてサンガの試合を見たのが忘れもしない2000年11月11日、対鹿島アントラーズ戦でした。結果は1-3の敗戦、来日したての朴智星が初ゴールで一矢報いた試合でした。サンガはこの後、away磐田戦の逆転負けでJ2降格がほぼ決定しました。そんな頃です。負け試合だったにも関わらず、翌年から私はサンガサポとしてゴール裏にいました。そして今年も。
平井にはたくさんひやひやさせられました。たくさん野次も飛ばしました。でも、平井は京都の守護神でした。綺麗なことばかり選んで書いてるのも事実です。ここに書けないこともたくさんありました。それでも、悪夢も含めて、たくさん夢を見せてくれてありがとうございました。偶然なのだろうけど元日に懐かしい天皇杯の映像を見られてよかったです。サンガで育った平井が、次の世代を育ててくれることを期待しています。
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