大津祭公式キャラクター ちま吉 |
山の通り道の信号は回ります。
祇園祭ほど広い道を通る訳ではないので、信号機ががっちょんと音を立てて(手動で)90度回ります。ネタ的に写真撮っとけばよかったなーと思いつつ。今回は写真なしです。また来年。
最初の写真は大津祭公式キャラクターのちま吉です。ゆるキャラです。全国ゆるキャラブームの火付け役、かつそのトップに君臨するひこにゃんを要する滋賀県、このゆるキャラもクオリティ高い。超カワイイ。頭のちまきは全部で13本、大津祭の山の数と同じだそうです。着ぐるみもあるけど平面のイラストの方がカワイイ。いや、着ぐるみもカワイイんだろうけどまだ写真でしか見たことないんだちま吉。着ぐるみは動いてナンボ。写真やガワだけ見たってほんとの可愛さは解らないものですよ!(無駄に力説)
…それはさておき、以下13基の山のからくりをざーっと、表面だけ撫でて書いてみる。大体が中国の故事にならってるものばかりなので、元ネタ知ってて見ると楽しい。逆に元ネタ知らないと(事前に配布されてる案内とか見ないと)人形動いてるー凄ーい、で終わってしまうので勿体ない…。
01 西行桜狸山 |
所望は西行法師が桜の精と問答する場面。なので山の前に飾られているのは桜。西行といえば桜、に何の違和感もないのは桜の下で死にたいっていうあの歌が有名過ぎるが故の先入観なんだろうか。それとも西行と桜の関連性には特に誰も深くはつっこまないのか。
手前の人形が西行法師、桜の精は左の小さい人形。人形は左手の木の幹が枝分かれした所からひょこっと出てきて、枝の先まで動いて右に左にくるくる回ってしゃがんだりします。勿論そのまま回れ右して元に戻ります。
02 石橋山 |
あしらわれている花は牡丹。所望は中央の岩屋が開いて獅子が出てきて、最初は口ぱくぱくさせて獅子舞みたいな動き。その後で後ろ足を上げて左右にくるくる。最後は岩屋に戻っていきます。カワイイ。
03 孔明祈水山 |
奥で羽扇持ってるのが孔明。だんだん流水量が増えていく水はそれぞれ円盤がくるくる回ってる構造。
04 郭巨山 |
05 西王母山 |
中央奥が西王母、手前は西王母に賀されている君。からくりは桃に絡めて桃太郎。君の左の桃の実がぱかっと割れて中から桃太郎を模した人形が出てきます。
06 月宮殿山 |
中央奥が皇帝、手前の男女が頭に鶴と亀を乗せて踊っている所。一番からくりとしてはオーソドックス(あくまでからくりっていう言葉から抱くイメージとして)な印象。左右の男女が手を上下させたり向かい合ったりして踊る。
07 神功皇后山 |
神功皇后はこの朝鮮出兵の際に妊娠していて帰国後に応神天皇を出産したことから安産の山なんだそうな。この神功皇后も息長氏の出だから滋賀県(米原市)出身で滋賀県ゆかりの人物なのよね…。でもって日本書紀と古事記では朝鮮出兵した年がずれてる(内容はほぼ同一)んだけどもまぁそこまではこの山について触れる事でもないから脇に置いとく。
08 龍門滝山 |
所望は鯉が滝を登ろうと上下に動いて、最終的には上にしゅっと抜ける(龍になる)所まで。この鯉のからくりは18世紀半ばのもので日本最古なんだそうな。でもって見送りもゴブラン織りで重要文化財だそうで。
09 殺生石山 |
10 湯立山 |
左の赤い着物の人形が楽器を演奏するんだけれども、この人形、手は人が動かしてる(というか二人羽織的な感じ)ので…まぁそりゃ動きはスムーズですよ。首の動きはどこまでが手動か解らないけど妙にくるくる動いてたから手動かなぁ…。
11 源氏山 |
花の飾りとかはないんだけれども人形の豪華さ…とは違うな…なんていうか、これだけちょっと雰囲気が違う。他の山が中国の故事とかをモチーフにしてたりモチーフにしてる時代が古かったりする中でこれはいかにもいかにもな「王朝」な感じ。いや、殺生石山も設定はその時代なのだけれど、王朝な雰囲気の着物を着ている玉藻前は小さくてよく見えにくいからさ…。
11 猩々山 |
13 西宮蛭子山 |
…そんな感じで今年の山の順番とざっくりした所望の内容。来年は有料観覧席を取ってみようかなーとちょっと思った。ちまきちのお弁当は持って帰って家で食べました。美味しかった! ちまき(お弁当に入ってるのは食べられるちまき)は奪われたけれども…。
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