で、まず向かった先は水落遺跡です。とても綺麗に整備されています。え、雑草? 雑草は後からどうにでもなる物で、それ以外の部分、礎石の上には柱があったことを示す円柱が置かれ、建物跡も足下に埋め込みで示されてる。さりげなく、かつ的確な整備だ…!
この遺跡は中大兄皇子(後の天智天皇)によって作られた日本最古の漏刻による時報施設の跡…とされています。どうしても近江大津宮での漏刻が有名(だから天智天皇を祀った近江神宮には時計博物館がある)ですが、先立つのはここ、ということで。
バス停からは明日香村教育委員会の埋蔵文化財展示室の建物の裏側にあるので…ぶっちゃけとっても解りにくい所にあります。…で、一見して何も無い…という…でも大津宮の漏刻が念頭にあると「コレが本家か…」と思うのでちゃんと得るものはある…筈。この漏刻の模型というか再現は飛鳥資料館にあります。
埋蔵文化財展示室にも入ったのですが(無料)、うーん…ざーっとしたもの? という印象。もちろんこういう展示環境だから、気温や湿度に左右されない物(土器や石製品)がメインになるのは仕方のない事なんだけども。
近くには石神遺跡もあります(これもまた解りにくい所に)。…こっちの方が何も無い…井戸跡があるのですが、何せ時期が時期、生命力に溢れた雑草に覆われて底を見る所か縁も曖昧で、下手に近づいたら落ちそうでした(マジで)。
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