昨日今日と父親の一眼レフを借りて写真を撮りまくっていたら、快適さも相まって2日で300枚を越えていました。1.2ギガ。…まぁそんなもんでしょう、と思ってしまう位には私の周りにいる友人達の撮影枚数は異常。
それはさておき、今日が本宮、要するに祭の本番です。各地区ごとに集まって集来の儀式を行った後、神社に向かいます。田植え前で水がはられた水田に行列が移る様は田舎情緒というか…なんというか。
もの凄く迂闊な事に、この行列を撮っていたが為に別処で行われていた行事を1つスルーしてしまうというこの失態。二兎を追えないこのタイムスケジュール…! 来年はこの行列に張り付く必要はないので、もう一カ所の方に張り付こうと思います。
御輿は全部で5基あります。旧来のウチの村は5部落に別れているのですが、それぞれの部落に1つの御輿…というわけでもありません。この5基の御輿は同じ神社に合祀されている5つの神社それぞれの御輿…というかそんな感じで、家ごとに『ウチはどこの神社の氏子』というのがありまして、ウチはAだけど隣の家はB、とかそういう事もままある訳です。例外的にここの部落はほぼ全員がC、とかそういうこともありますが。
写真で右端(実際はこれが中央です)の御輿のてっぺんに飾りがないのは今この時点では付いていないだけで、宮立ちの直前に載せられるんです、念のため。この神社、名前として有名なのは『田所』なのですが、私は昔から『大宮』さん、と呼んでまして…というか地元の人はマズ持って『田所』とは呼ばないよーな…。確かに『田所』もあるのですが、一番メイン(中央におかれて常に先頭)の御輿が『大宮』なのだから、やっぱ筆頭は『大宮』、と思って今まで過ごしてきたというか。他の『若宮』『今宮』『新宮』よりも『大宮』の方が上、というかセンター、というか。『大宮』の御輿の上に飾りを載せて初めて宮立ち、というのもメインは『大宮』というか…。まぁ『大宮』の方が神様のレベル的に上の神様(伊弉冉尊)というのが大きいのでしょうが。
全ての儀式が終わった後、神社へ御輿が戻る時の様子です。松明や提灯が水田に映る様子はとても綺麗なのですが…如何せんフラッシュを炊くとこの光は映らず、かといって炊かねばシャッター速度が遅くなるからブレが…やっぱ生が一番ですよ、ということにしておきます。
結局雨も降らず、かといって猛暑という程でもなく、過ごしやすい日でした。毎年この祭が終わると田植えのシーズンで、長袖から半袖に、足下もサンダルの出番…という認識なので、色んな意味で地元に『夏の始まり』を告げてくれる風物詩です。
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