鳥居みゆき。あのネタは正直よく解らないのであまり笑える事もないのだけれど、それは多分私が王道な笑いが好きだからなんだろうなきっと。いとこい師匠のDVDとか持ってる友人が近くにいて話が合うくらいには年齢詐称です。いやー戒名ぼたんのネタが回る回る。
それはさておき、昨日ジムいったついでに本屋に寄って鳥居みゆきの『夜にはずっと深い夜を』をパラパラと立ち読みしてきました。
いや、スゴい。何がスゴいってこの完成された世界観がもの凄い。あのぶっ飛んだスタイルだけ見てるとあんまりまじまじとは思わないけど、ホントに鳥居みゆきって半端なく頭イイと思うんだ。キャラ作るのってもの凄く大変で、かつ気が抜けない事で、しかも齟齬が出ちゃいけない訳で。あのキャラで齟齬も何もって思うけど、よくよく考えればあの的外れな回答の方が難しいんだよね。どうしても成長する過程で『質問には的確に答える』ように人間ってなっていくから、その本能みたいな…習性? に逆らってかつ斜め上な回答って…もの凄く頭の回転早くないと出来ない事だよなぁ…と。『質問の意図とずれた回答』ってのはよくあるけど、そもそもこれだけぶっとぶって事はスゴく大変な事なんじゃないだろうか。
内容はパラパラとしか見てないけど、さらっと読めて後味も悪くない感じで。うん、スゴい秀作。完成された『閉鎖的な世界』、みたいな本。読んだ後でも引きずるようなのは逆に『一方向に開放された世界』だと思うんだけど、これは読み終わったらほうっとため息をついてページを閉じたらそれで完結する世界だと思う。
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