2012年10月1日月曜日

「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」三井記念美術館 

三井記念美術館
琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展 ...


 見たことのある仏像や仏具も三井のあの建物の中で見ると随分雰囲気が変わるなぁ…というのが第一印象。なんせ建物入り口にたどり着くまで、建物の外周を歩いてるだけで威圧感半端ない三井本館…三井財閥すげぇ…。
 で、最初の展示室は室内の雰囲気とかがその建物外側の印象そのままなライトだとか、壁だとか、カーテンなものだから…そんな中に仏像仏具が点々と展示されてる…そういう空間効果もすごいなぁ…と。

 最初の10点くらいを除いて、あとは通常の、よくあるタイプの展示室での展示が続くんだけど、これは、と思ったのは桑實寺縁起絵巻(上巻)(中後期は下巻)の展示がホントに、壁一面のケースを使って全部展示。最初から最後まで広げてある。普通は巻子だと前半・後半、って展示替えをよく見るけど、1本丸ごと展示。
 逆に残念だったのは神像や仏像の持物が取り外された状態で展示されてる事。小槻大社の男神像は手に持ってた笏が取り外されてて、これは近くにも置いてなかったような。…そんな展示には耐えられへん状態やったんやろか。せめて取り外したものも置いてあったらよかったんやけど。
 もう一つは長命寺の地蔵菩薩立像。これも手持ちの水晶玉が取り外されて、側の展示台に固定されてた。…奈良博では手に持ってる状態で、手に固定されてるんやけどなぁ…。この仏さんすごい好きやからとっても残念(´・ω・`)
 音声ガイドはいつも借りないからなんとも言えないんだけど、説明は全体的に少なめだと思いました。図録も買ってないし…。展示に伴って発売されたという仏画の見方? みたいな300円くらいの説明冊子も見本があって立ち読みしたんだけど、これももうちょっとしっかり説明があって(値段は上がってもいいし)ページ数があったらいいなぁ…と。大津歴博が何年か前に図録兼仏像の見方ガイドみたいなのを作ってたと思うけど、あれくらいのがいいなぁ。

 今回は会期中に軸物を中心に3期に分けての展示替えがあるので、行けたらもう1回くらいは行きたいとおもいます。

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