開演直前に地震の第一報を受け、大劇場もゆらゆらと船酔いのような揺れ方をしたものの、気づいていない人の方が多かったようです。そのまま、どんな状況か解らないままにお芝居を見、幕間のアナウンスで地震が告げられて、一時騒然としたまま幕間が過ぎたものの、ショーも予定通り行われました。
幕間の感想Tweetを自粛していたので、ここでまとめて感想を書きます。が、正直ショーについては記憶が曖昧なのでさらっとしています。…1回しか見るつもりではなかったけど、増やそうかなぁ…
『バラの国の王子』
ざっくりしたことを言うと 霧様…!まりも△!まさおwwwみりお///そのか!そのか!もりえ…!?マギーwww すーちゃんwww …って感じです。え、ワッカンネーヨ? ではお手数ですが以下のだらだらをどうぞ。順番は前後します。
全体通してコメディではないんだけど、笑う要素があちこちにあって、なんていうんだろうな、ほのぼのとは違って…誰も死なないハッピーエンド。ジプシーに続いての御伽噺のような(今回はまさに御伽噺だけど)ストーリー。
野獣:霧様
泣かされた。ホントに。霧様にマジで泣かされた。マジで気がついたら涙流れてんの。野獣の霧様の繊細さがホントに…。まぁ序盤ヘタレといえばヘタレなんですけども。いや、終始ベルより弱いけど(ベル強すぎ)。正当な王位継承者なのにベルをご主人様、と言ったり敬語だし。
王子に戻った霧様はジプシーのシュテルクを少しだけ彷彿とさせたのは髪型のせいかな。やっぱりヘタレテイストだけど。
野獣がベルを見送って、緩やかな死に向かう所とか、ラストとか、ホントに気がついたら泣いてた。
ベル:まりも
私は弱い、と歌ったりする割には芯の通った娘さんだった。最後は人間に戻った野獣に対して押せ押せだし。獣の家臣に囲まれても虎には「猫さんみたい」と言うし、ジャガーだっけ?には「あなたは…?」と思いつかなくてジャガーがしょんぼりしたり。適応力高いベル。
ていうかきりまりというより案の定まりきりでとてもほのぼのしました。
獣の家臣たちはみんな燕尾服(娘役はベスト)で、ナレーションコーラスというか、物語の進行役。
手に動物の頭を持って、ということでどんなもんかと思ってたけど、これはこれで凄い迫力。人数も多いし、皆同じ黒い燕尾で、ダークグレーのパペットを持ってる(顔より大きいくらい)から、密度としてはかなりのもの。そのパペットで頷いたり、がっくりしたりといった感情を表したり、空いている手はその動物の前足の動きというか…虎やジャガーは猫の手、猿は頭に、鳥は翼のようにひらひら。
虎:みりお
1人だけ白というかグレーというか…な燕尾服でロングブーツ。やってきたベルの前で甘えて猫パンチを繰り出してみたり………!(おまっ……!)でもリーダーだから、他の獣が昔のことを語ろうとするのはシリアスな顔で止めたりして…なにこの二面性大好きd (ry
猿:そのか
踊れるから、という理由で猿になったという(歌劇座談会より)そのか。猿の軽い動き! お辞儀の時はモンキーポーズですよ。頭かいたりして。家臣二番手の位置なのかな。
ベルの姉二人は完全にコメディ担当。出てきた瞬間から笑いがこぼれてた。マギーは前髪ポンパですーちゃんはツインのがっつり盛り…? すご☆つよなおねーさま。
ベルに掃除を押し付けて、ベルが掃いたところを狙ってゴミを投げてたマギーwww やることがお約束すぎるwww
お父様か娘の誰かが野獣のところへ、の下りではハンカチを大げさに出して嘆いて「わたし、幸せになります!」「お父様のことは忘れません!」とかなんとか二人して大げさに言うもんだからさらに笑いが。
伏せったお父様の所に戻ってきたベルに対して悪巧みしたり、最後に「許してー」と泣きついたり。憎めないコメディ担当な二人。
王様:まさお
先代の王様はお髭!!
王様はなんていうかこう、キラキラ!! 凄いキラキラしてた!! そして自己陶酔型の薄ら笑顔。ベルに断られる度に超ポジティブシンキング。
獣を飼い慣らしてやるソング(もっとマシな言い方はないのか)で銀橋渡るまさお。なぜか野獣ではなく虎を飼い慣らそうとするまさおを幻視。
家臣:もりえ
ジプシーをデジャヴする衛兵隊の隊長格のもりえ。最後にはまさおに引導を渡すのだけど、それまでの葛藤がワンフレーズにまとめられててそこ見逃したら解らへんがな…そのときの立ち位置も上手端っこだし。
清き仙女とその妹だけが魔法を使えるのかな? なんか家臣たちも使えそうな雰囲気。だって獣の体でベルのお父様の服を着替えさせたり、洗濯して乾かして畳んだり、馬車に財宝を積み込んだり、ってのは獣の手足ではむずかしくね? とも思うわけで。
『ONE 私が愛したもの』
「私が愛したもの」「いちばん」をテーマにした流れ…だったのだけど状況が状況で細かいところははっきりと覚えてないので箇条書きレベルの書き散らしで失礼します。
■そのかエトワール(仮)
いきなりエトからかという話ですが、エトワールというか、階段真ん中一人目。普段のエトワールらしいエトワールはなく、パレードはそのかから始まりました。
そのかはほんとにショーでは一人動きのレベルが違ってて、バウDHの効果なのかなーいや、前からすごかったのだろうけど!
■まさおとみりおの銀貨の…
なんだあのチェックの衣装は…! なまじ足が長いからチェック+チェックの衣装にとんでもない違和感が…! スロットの前でがっくりするまさおとみりおはかわいいですとても。
■ペガサスできりやん再び獣に
中詰のあとのまりもの歌う「私の愛したもの」できりやんがペガサスに。つまり、また獣に。きりやんは飾りもついてて高貴な獣なんだけど、他のペガサスは雷様みたいなカツラに角がぴょっとついてるから…ええ、超スタイルのいい雷様にしか見えなくてですね…。
■まさおの銀橋ソロ
私が愛したものは宝塚、と歌うまさお。凄いキラキラしてた印象。しかし紫の衣装の袖が…なんか……もこっとしてる…。
■中詰客席降り
4つの通路全部で客席降り。これが東京の某貸切ではアフロになるのかな…
■きりやんの夢
赤い衣装で舞台後方のセリに登って降りながら真顔で一言。
「私の夢は、月で月組公演をすることです!」
客席爆笑。今回のショーはこういう、笑わせにくるシーンが多い。
■何でもナンバーワン
みりおが司会者! そのかのロボットダンス!!
ここでもみりおはコメディ担当。
テキーラ飲みまくるマギー、猛獣使いのもりえ……だけどえりたんのような猛獣使いではない…(あれ別格)
■燭台持った合唱
これ、暗がりに点灯していく様子が凄い感動。
■one for all, all for one
歌詞にも沢山使われてるこの言葉。ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために。ラグビーではおなじみの言葉。
宙三成で多分たくさん出てくるだろう「大一大万大吉」もこれと同じ意味。
タイミングがタイミングだけに凄いメッセージ性の強い曲だなぁ、と。
◆終演後挨拶
地震についての言及は一切ありませんでした。
組長挨拶で噛んだり、きりやんが挨拶を飛ばして無言の時間がうまれたりしましたが。
カテコでのきりやん「また明日、お待ちしてます!」
以上、内容前後する植に走り書きだけども、月組初日の感想です。
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