2010年9月25日土曜日

『石田三成と湖北』長浜城歴史博物館

 先週予定を変更して行けなかった長浜城歴史博物館に行ってきました。ここは友の会会員なので1年中何度来てもタダ!講座もタダ!!ここはホントに友の会が充実してて、会報もマメに来るし、講座も充実してるし…ぶっちゃけ…ええ、彦根城博物館よりも大津歴史博物館よりも会員数がどどんと多いのも頷けるというものです。ホントに、ここ以上に充実してる友の会をまだ知らない。
 さて、現在(~10/11)開催中の特別展示は江~浅井三姉妹プレ企画①石田三成と湖北です。その前に2階の常設展から。今回は珍しくメモしながら見てたのでちゃんと書けると思う。…個人的な見所だけだけども。普段あんまりメモ取りながら見ないんだよね…。

 二階展示室の私的見所は掛け軸。特に竹生島関係の掛け軸。大浦と菅浦の領地争いの図も面白いんだけど、これにも竹生島が描かれてる。あと、竹生島の祭礼を描いた絵は実際に行った事があると堂舎配置がよくわかる。特徴的なのはどれにしても正面に描かれている鳥居ってのは多分、今行くとかわらけ投げをやってるあそこの鳥居じゃないかな、と。左側に、現在の船着き場と宝巌寺、塔などが描かれてて、あくまで中央は都久夫須麻神社という表現。
 弁才天の掛け軸も数本展示されてて、当たり前だけど竹生島弁財天だから頭上に蛇が乗ってる姿。小さくしか見えないから(そりゃ敢えて頭部ばっかり凝視とかしないわな)よく解らんけど蛇の頭がヒゲのおじさんだったりするのかなー竹生島弁財天だから。とか思いつつ…やっぱりよく見えない訳ですが。
 あとは…そう、加藤清正の肖像画が出てた。あの長い兜のアレ。兜といえば秀吉の旭日を模した兜(の複製品)も出てた。

 三階展示室の特展。
 三成の肖像画は杉山家所蔵(複製)、複顔を肖像画化したもの、顕彰会による杉山家所蔵品の模写の三種類が並べて展示されてる。…とはいえ、何度もお目見えしたことがあるものなのでさほどの目新しさはないかな…。新収蔵品って訳でもないからある程度メジャーなものはヘビロテて出てくるのは仕方のないことなのだろうけれど。正倉院展くらいの回転率ってなかなか…ねぇ…。
 絵図としては、松原内湖にかかる橋が描かれてる佐和山古図が出てた。つまり佐和山も末期に大手が琵琶湖側に移った跡のもの。
 面白いな、と思ったのは四奉行書状で日雇いを禁じたもの。農村からの労働力の流出を防ぐため、とあるけれど、これは現代でも通じるんじゃないかな…と思って見たり。
 それから裏作の麦にも課税していた文書。裏作まで把握するって事務手続き大変そう…。実際、秀吉時代にしか裏作への課税はしてなかったんだそうな。…なんだろう…農村の状況を把握してたと言うと聞こえはいいけどキッチリしっかり税を徴収していたようにも思えるというか。
 あとは長篠合戦図屏風と賤ヶ岳合戦図屏風(これは半分常設みたいな気がするけど)、それから関ヶ原陣立て図が2種類。片方は江戸時代の教本とあるが単に布陣だけなら西軍が勝利のお手本のような布陣をしいていた訳で、そこらへんはどういう風に教材にしたのかな…と。人の心は云々…的な手引き書が別にあったんだろうか。

 ざーっと書いたけどもこんな感じ。朝9時台に行ったのにもう結構人がいたよ…流石長浜。っていうか風きつっ 若干さむっ 長浜まで来ると流石に彼岸花が咲いていました。…暑さ寒さも彼岸まで…っていうけどホントに彼岸を境に一気に秋っていうか晩秋の気配ですよ。
 午後からは滋賀県主催の女性の為の山城マップということで佐和山に登ったりした訳ですがそれはまた今度。明日は関ヶ原でウォーキングに参加してきます! 今週は戦国歴女な週末! 来週末は…とりあえず月組見て…また佐和山かな…。

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