2011年6月24日金曜日

花組『ファントム』宝塚大劇場(初日)

 蘭寿さんの御披露目初日に見ることが出来ました! ホントに拍手が暖かくて随所で鳴り止まなくて。これが御披露目の空間なのかー…と。
 で。
 スチール見た段階でイケメン揃いの従者にどないしよかと(どうもしません)。よっちかっこいい! まよちゃんのパーマ! いまっち一房残してる! はまちゃん似合いすぎるwww などなどなど。とみぃヒゲじゃなくてよかった(いや、ヒゲも似合うのはテサギや虞美人で知ってるけど)。若い舞監!

 開演予定時間を過ぎても幕が上がらず、5分ちょっと過ぎたあたりで「これから開演します」のアナウンスが入りました。この時は理由は告げられず、幕間休憩のアナウンス時と、終演後のアナウンスで「華耀きらり急病のため開演が遅れました」と告げられてました。だから幕が開いてソレリが出てきて…あ、あれ? きらりじゃない!? ひめか…だよね…? あれ、きらりは!? 困惑。ひめかのソレリ、頑張ってたと思う。みわっちの包容力もすごく感じた気がする。

■ファントムがリア充
 前2作のファントムを部分的な映像でしか見てないんだけど、ファントムって…こんな…生き生きしてたっけ…? とまず。なんかね、精気にあふれてたというか…めっちゃ前向き。もっとこう…ナイーブだとか、弱々しいとか、…そういう単語は存在しなかったね。
 だからキャリエールが、「いつかあの子を見捨てなければならない」って言うシーンで、いや、むしろ独り立ちさせても余裕で生きていけるんじゃないかな、と思ってしまった。生存能力高いファントム。クリスティーヌを船に乗せて歌う一幕ラストのシーンで、どう見てもこれから二人で大海原にでも漕ぎ出して行けそうな気がした。強いエリック。
 舞台稽古のシーンで乱入して踊りまくってるエリック、ものっっすごい楽しそう(笑) 踊りたいんだねぇ…っていう(ライジングネタか)。ここのまぁだいあきらがまたいい味出してるんだー。オペラ座のさんばか状態。まぁくんのコミカルな演技いいわー。
 何にしてもこのエリックは凄い純粋で元気。キャリエールに「この前はすまなかった」と謝っても素直。割といいひとにすら思えた…。終盤で打たれても、確かに血が流れそう←
 で。で、だよ。
 二幕七場の後半、銀橋でキャリエールが父親だと告げるシーン。もう、もうね! ここで涙腺が限界を迎えました。えりたんの台詞から「お前のことはちゃんと知っているよ」ってのが伝わってきて、それは役柄とか抜いたこの二人の同期としての関係からもそういう雰囲気が出てるんだと思うし、You Are My Own 歌い終わってはハグしたところで つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 暗転するシーンじゃなく、まだ台詞が続くシーンなのに、拍手が鳴り止まなかった。ここ、マジで見所…!
 キャリエールに打たれて死ぬシーンは…蘭寿さんの死に方やなぁ…という印象でした。
 あと、2回ほどセリの急降下があってひやっとした…盆の中にあるほぼ正方形の一人用のセリだと思うんだけど、舞台奥と手前とでそれぞれひゅっと…下がるの。あんな早くセリって動くんや…とも思うし、立ち位置ズレたらマジ危険…怪我のありませんように…!

■従者たちが揃ってイケメンすぎる
 蘭寿さんでファントムってもう地下ライブハウスでしょ、とかシャレで言ってたけど、むしろ地下ホストクラブでした← 従者たちのイケメンっぷりは聞くところによれば前方席にはウインクしたらしく…ちょ、おま(えら)www もう、もうね、お家芸=ホストな花組で素地を固めた蘭寿さんが宙組でビッグバン起こして宇宙ナンバーワンホストになって今回花組に戻ったがために花男のホストレベルが急上昇してる気がしてならない。従者に限らず、フィナーレの群舞とか特に!特に!!
 従者らは台詞もなく(コーラスはたくさんだけど)照明も暗いからなかなかしっかり見えないし目が足りないんだけど、よっちかっこいい! 踊るよっちがマジかっこいい!! ターンのとこはよっちばっか見てた。軸のブレないキレイな回転…! 銀橋で寝そべったところから片足上げるフリ(ピンポイントすぎる)のとこは下手よりのまよちゃんがものっすごいかっこよかった…従者総見で従者集合写真とかあるなら迷わず参加するレベル。
 そんな従者、エリックの「こいつらは僕がいなければ生きていけない」「元は浮浪者だから頼りにならない」発言の時は俯いて目をそらしたり、悲しそうな雰囲気…

■カルロッタとショレとヴァレリウス
 いちかのカルロッタがコメディ要素もあって凄いよかった! 陰険なだけじゃなくて、さあやとの掛け合いもすごくよくて、みつるとの同期芝居もテンポよくて見てて楽しかった!
 みつるのショレもヒゲがすごいいい味だしてた! 若干(?)イチカルロッタの尻に敷かれてる感じがスゴイ出てた。みわっちショレは見られないんだけどどう違うのか気になるー。

■クリスティーヌ
 ポスターの時から思ってたけど蘭ちゃん化粧でホントに顔かわるのね…。前髪は自前なのかな…?
 タイターニアのシーンではほんとに見てるこっちが息が苦しくなるような芝居っぷりでした。…しかしだいもんのお衣装…あの歌声なのになぜあの黄金のヒトデみたいな形…

■シャンドン伯爵の包容力パネェ
 ソレリのエスコートにしても、クリスティーヌ相手にしても、伯爵マジで包容力と余裕に満ちあふれてて(クリスティーヌがさらわれるまでは)ホントにいい男。クリスティーヌがさらわれてからは一気に熱い男でドア蹴破ったりしてるし今回のみわっちは愛プレよりずっと積極的(いや、あれと比べても)。

■舞台監督実は天然?
 とみぃ!ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ 前より出番多いし照明明るいシーンだし台詞もあるしソロパートもあるし!
 割といろんなシーンで下手に立って舞台見てるよねとみぃ。しかしエリックが乱入してる稽古場で相当時間たってから「あれ?あんなやついたか?」と台本パラパラしてる姿に(´∀`*)

■じゅりあ様マジじゅりあ様
 OPの黒衣装のじゅりあ様マジかっけー…ってか強そう。いや、強いに違いない。ビストロでクリスティーヌが契約したシーンでも、カルロッタと対峙したじゅりあ様ものっっっすごい貫禄やった…。
 スチルもさすがですじゅりあ様…! としか言えない。
 フィナーレダンサーのじゅりあ様もマジじゅりあ様。

 蘭寿さんだからフィナーレ真っ赤やったらどないしょー…とか思ってたらせり上がってきたみわっちと娘役ダンサーズが真っ赤だった件←
 蘭寿さんは紫キラキラで、群舞の男役は黒燕尾でしたともさ。しかし真ん中が蘭寿さんだからなのかなにこのホスト集団…醸し出す空気。とみぃですらキザり具合が3割り増しくらいに見えるんですけど。
 いや、しかし当たり前っちゃ当たり前なんだけど、真ん中に立つ人が違うと全然違うよね。…でも蘭寿さんだから「それ以上に」何かが全然違うよね。
 きらり休演で、フィナーレでぽっかりきらりのポジションがあいてるのがよくわかるのよね…きらり一列目やから…パレードでもとみぃが上手一人で降りてきて…あぁ隣はきらりやったんやろな…
 で、下手の袖近くにらいらいとまよちゃんが間に娘役挟んでいるんだけど、ものっすごい二人でキラッキラしてる(笑)

 舞台もお衣装もものすごい豪華で、特に蝋燭の灯りがすごいキレイ。鏡とスモークの使い方もかも幻想的で、それもみてて楽しいなーと。…ていうかエリックまじ衣装持ちなファントムやでぇ…

 はっちさんの挨拶で「大きくなって帰ってきました」ってのがあって、らいらいがいち早く…ではないかしれんけど割と早くから拍手してた。
 蘭寿さんの挨拶はとにかく「まっすぐに向き合う」事をアピールしておられた事が印象に残ってます。
 はっちさんによる「蘭蘭コンビ」発言はなかったことを最後にお伝えしておきます(´・ω・`)

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