2010年11月13日土曜日

宙組『誰がために鐘は鳴る』@宝塚大劇場 初日

 さて、誰鐘(とりあえずこのブログではこの略し方で行きます)初日ざっくり感想です。聞くところに依ると2日目にして既にどんどこ変更点というか、変化があるらしいのでこりゃ次に見るのが楽しみだわ…。
 開演1時間前に着くくらいに中途半端に早く家を出たにもかかわらず途中でストッキング伝線…ぎゃー…。初めて行く場所じゃなくてよかったよ買う場所と履き替える場所の目星着かんかったらえらいこっちゃ…。朝からパン1切れだったので急いで昼ご飯掻き込んで、でもパンフで出演場所チェックしとかなきゃ…!(大ちゃんはバイト以外なら見れば解るだろうけどてんれーは…!)必死。ごめん親子丼、しっかり味わってあげられんかった…よよよ。
 そんな訳でウザい位に大ちゃんとてんれーばっか(ほぼ)見てた感想が続きますよ。全体的にウザいのでさらっとした感想をお求めの方はココで回れ右してください。内容に関するコメントはほぼ皆無です。
 …いや、だってさ。6列目SSサブセン下手側で見てたんだけども斜め前の席が男性で…所謂0番位置から上手1/3くらいがまっったく見えんかったのだよ。ロベルトとマリアはほぼ「音声のみでお楽しみ下さい」状態。くそう、動き全然見えねぇ…。次に見る時までお預けだというのか。

 幕開けすぐに舞台にゆひさん一人で(゜Д゜≡゜Д゜)エッ? と思っていきなりラララ~で何事かと思いました(正直な感想)。でもって娘役が白い衣装でわーっと出てきて…最初に目に着いたのはももちでした。ももちかわいいよももち(もはや定型句)。ももちは初スチルおめでとうですね今公演。でもってすみかちゃん…あれやっぱ地毛なのね…! 切っちゃったのね…! いや、凄い、凄いよ…あんなばっさり…ただただ「すみかの本気すげぇ」としか。銀ちゃんの時にも小夏にぼろぼろ泣かされて「すみかの本気恐い」と思ってましたがやっぱり今公演も聞いてた通り、「すみかの本気」炸裂な感じですよ最初から最後まで。すみかの本気こわい…。
 男役はその後のスパニッシュの紫というかバイオレットというかラベンダー色(要するに植物由来の紫)の衣装でガツンと。娘役もおなじ色でせーこがガツンときます。大ちゃんは下手側の立ち位置から銀橋は上手やったかな…てんれーは上手花道から舞台下手へ。
 ここまでがチャリティーショーの部分で京さんの挨拶、ロベルトの挨拶(義勇軍に入る!)があって、時が流れて場面はスペイン。ゴルツ将軍(すっしー組長)とデュバル参謀長(あもたま)の場面。ゴルツ将軍がヒゲじゃない! いや、スチルの段階から新人公演ではてんれーがやるからって気にしてたんだけどもヒゲじゃない…! しかしヒゲじゃないあまりすっしー組長は最初から最後まで「一人の人」というか…最後の黒燕尾(マタドール)まで髪型その他変わらないんだもの…
 で、潜入1日目のゲリラ。…外で雑魚寝!? ピラールに次々起こされてく所で大ちゃんのフェルナンドは中央の岩塊にもたれて寝てる。下手側で転がってるのは誰だ。てんれーは上手側な模様。起き出して来たゲリラがここには自然しかない! みたいな歌を歌うんだけどもアンドレスが手を耳にしてうさぎの仕草をするんだよーって話が駆け巡った途端みちこさまファンの声にならない(だって文字だから)雄叫びがやって来ました。今回のみちこさまは少年。脱お髭。
 いやしかしまさかここで大ちゃんが歌うとは思ってなかったのですよまさこさんよりも先に歌ったよ何事!? てんれーもゲリラが肩を組んで歌う所でソロあって大ちゃんの歌といい思わず口元によによですよ。
 んで、ロベルトとマリアの出会いの場面、ああ、今が一目惚れの瞬間なのんで…ってのが見えたらしいのですが、この時点で私の席からはロベルトが見えない。マリアしか見えない。しーかたがなーいから…ラファエル見てた! いや、ラファエルすごくいいんだよラファエル。ともちんの芝居巧者っぷりが凄いわラファエル。ピラールに「飲んだくれ!」と罵られつつもロベルトとマリアの「二人の世界」に顔芸で応えるラファエル。「誰の女?」の時のニヤニヤ顔とかこれは見るべきまじで。
 2日目の朝のゲリラは稽古場映像でも流れたというフェルナンドがエラディオみーちゃんをタオルでばしっと叩いて、それに対してエラディオが倍以上返しをしようとする…というところ。ホントに倍以上返し。エラディオがフェルナンドを…シバいた。あれはもうシバいたって言っていいレベル。バシって音聞こえたもんwwwwその後もまだ報復しようとするエラディオwww
 ここでエル・ソルドの場面へ。ローサ(せーこ)がマジイケメンなんですけどどゆことこれ。誰よりもゲリラとして強そうなんですけどホントに。ちや姉のエル・ソルドも凄い…さすがヒゲ担当…。
 ってかモンチが可愛くて可愛くて…!何この少年!!
 すっかり「うさぎさんになった(byピラール)」マリアの回想シーン。ももちの天使の歌声炸裂ですよ。ももちかわいいよももち。ここの町人にもてんれーいるはずなんだけど帽子着用だからよくわからんかった…次回への課題。さっつん町長が銃殺されるとはいえここが一番「ピン」の出番やねさっつん。
 二日目の夜に馬を盗みに行くエル・ソルド隊。………エル・ソルド隊はこれがエル・ソルド隊としては最後の場面。まだ1部なのに…! その後襲撃されるエル・ソルドのキャンプ。…この辺の時間感覚がよく解らんのよね。今は昼なの? 夜なの? っていう…。で、噂に聞いてた通りエル・ソルド隊は爆撃されたり…でパブロ隊の慟哭の中…お亡くなりに。アンセルモの祈りの声が…しかしこのアンセルモの姿もほとんど見えn…_| ̄|○
 あ、ピラールの回想シーンで蘭寿さんが銀橋で闘牛士のあの赤黒のマントを翻して踊るんだけど…うん、スゴイネ。何がとは言わないけど。かちゃとみちこさまも銀橋なんだけど、下手での最後のフリが…かちゃちょっと戸惑ってたのかな…? っていう印象。一泊遅れてたというか飛ばした…?

 2部の頭はマリアとロベルトの結婚式(幻想)で1部でお亡くなりになったエル・ソルド隊のメンバーが白い衣装で…ちーちゃん…かちゃ…。てんれーもいるよ!
 んでもってエル・ソルド隊から生き残ったルチアとアンドレスは伝令に出て…ここでアンドレスが雷鳥の卵を~って歌うから巣から奪って食うのか!? と思ったら 孵してみたい~ と来て…いや、それもどうよ。雷鳥の雛って孵しても自然に還るのか…!? いやしかしこの伝令に出た二人はほほえましいなぁ…疲れ切ったルチアを負ぶって歩くアンドレス…! ここの影コーラス誰がやってるんだろう…。
 生き残ったと言えばローサ。ロベルトにアタックするも「マリアもいるけどそれでもいい?」とか返されて「バカにしないでよ!」ってそりゃそうだわローサ。気が強いローサ。っていうか無神経だなロベルトほんとにマリアしか見えてないんだな…。
 マリアもマリアで、二人でいちゃいちゃしてる所にローサが通りがかって、ローサはもう「女は廃業したの」って言い捨てて去るんだけどマリアがロベルトに「(ローサを)構ってあげなくていいの?」っていう…マリアの設定年齢いくつだよ! 純真過ぎるのもどうよこの台詞。相思相愛からくる余裕の上から目線なのか無意識なのか無邪気なのか、どっちにせよコレ、私がローサなら間違い無くぶち切れるレベル。
 伝令の行き先を遮る(味方の筈の)共和国軍兵士の愛りくをかいくぐりつつ行き着いた先でデュバル参謀長がゴルツ将軍を呼び出そうと電話をかけるんだけれども…え、ここコントじゃないよね? マジなシーンだよね? コントじゃないんだよね?(大事な事なのでry)ってくらいに電話が繋がらないんだ。繋がった所でもはや手遅れ…。ここでゴルツ将軍・デュバル参謀長・アンドレス・ルチアの4人で「終わった…」と歌うんだけどコレ新公でもやるよね、やるよね…!? てんれーの歌!
 鉄橋破壊ミッションの直前で合流する余所のゲリラの中にてんれーが。下手でみーちゃんエラディオと何やら笑顔で会話しているなー…ほほえましいなー…。
 鉄橋破壊の舞台装置は…すげぇ…ああやるんだ…舞台で装置破壊(というかあそこまでの変形)させるのってなかなか無い気がするよ気のせいかな…。しかしここからのゲリラの「あいつらは死んだ」的な流れは何と言うか北方謙三の楊家将を彷彿させると言いますかアレも下巻のラスト20ページでもの凄い勢いで兄弟の数が減っていくよねページ捲ったら死んでたりするものね…!
 エラディオとフェルナンドは一緒にやられたのですかそうですk(ry
 っていう急展開の中で流れ弾に当たったロベルトがその場に残る云々なんだけれども。ども。このどシリアスな展開で「君は生き延びるんだ」って言うのに何故呼びかけの言葉が「うさぎさん」なんだ…! そこは名前呼んでやれよ…!
 掠れ逝く意識の中で「最後まで撃ちちゅぢゅけるぞー!」…と最後の台詞を盛大に噛んだゆうひさんにもはや萌え。萌えって言っときゃいいとおもっt(ry

 最後が盛り上がらない。ごめん、ほんとにお芝居の最後が盛り上がらない。すみかの本気としか言いようがないんだけどホントにゆうひさん一人で幕が開いて一人で幕が下りるんだ。トラファルガーがわーっと始まってわーっと終わったから余計に寂しく思うのかも知れんけど。

 群舞前に6人のマタドールが大階段から降りてきて、一人ずつ階段の途中で止まってピンスポ…って演出がマジカッコイイんですけど!! ほんとにカッコイイ。帽子で表情はよく解らないけどきっとどや顔してると信じてる(そんな確信…)そう、帽子なんだ。群舞も帽子だから初見じゃどこに誰がいるかわかんないよ!(贔屓は流石に解るけども)
 帽子を袖に投げる仕草もそれぞれにカッコイイ。
 パレードでも大ちゃん階段降り…ってしかも真ん中…まんなか…! 今回のしゃんしゃんはほんとに鈴なのね。音が出る。パレードの大ちゃんは始終上手側なので…と、遠い…上手側の席で見たい…。

 っていうざっくり感想。後半やっぱり力尽きた。

 ともえさんのアンセルモが意外と(ともえさんにダンスがない!とがっかりしてた)よかった。…うん、耳の遠い老人じゃなくてよかった。っていうかあのアンセルモを脳内変換して若人にしてみ、マジ惚れるで。一番協力的で働いてるもん。
 ともちんのラファエルがホントに随所でいい味出してた! ピラールに「お前はもう今日三食食べただろう!」とか「食べ始めると長いんだから!」とか言われたり飲んだくれてたりジプシーだったりギター弾いたり…細かい設定を生かしてて上手いなぁーさすがやなー…
 どこだったかまさこプリミティボが舞台に一人っきりでピンスポ浴びて立つシーンがあるんだけどあれどこの見張りシーンだったかな…ほんとに舞台に一人っきりになるからまさかこれから歌うのか!? と思ったけどそんなことはなかったであります…残念(ぇ

 大ちゃんのゲリラはなんていうか…終わった後のビジュアル的な感想が02年の松田か田原(バンドが役に立ってない的な意味で)と呟いたら意味が通じた人から「つまり野性的ってこと?」と還ってきました。… そ れ だ 。うん、野性的野性的。っていうかイケメン。群舞の所で下手で真っ先に帽子とって投げてそのまま両手で髪なでつけながらセンターに歩いてる所とかなんて大ちゃんらしくて(中略)かと思いましたよ!! 幕開けすぐのスパニッシュのダンスも素敵だったけどもね。今回はどこでウインクしてくれはるのかなー……なー……ナー……(えこー)

 そんなこんなで私次は上手で見たいな…と思った今公演でした。

 アッ 初日の挨拶書き忘れてた。

 「70時間で70年分よりも…という台詞がありますが、その70時間を2時間半でお送りするとても濃いお芝居を」っていうコメントがあったような気がします(うろ覚え)
 カテコでは「年末のお忙しい時期ではありますが是非何度でも足をお運び下さい」だったかな。

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