2011年5月20日金曜日

宙組『美しき生涯 / ルナロッサ』宝塚大劇場(初日)

 さて、演目が三成と決まったときは喜んだものの追加情報出る度にテンションだだ下がりでそれでも贔屓組だしと楽しみにしていた初日です。ごめん、私宙組に限らずヅカファンの時期より歴オタの時代の方がずっとずっと長いねん…
 ええ、そんなわけでまぁとてもフラストレーションの溜まる芝居でございました。下手に知識があるから余計になんだろうけども。でも予習ってか、パンフざっくりとか読んでないと色々イミフというか唐突過ぎる展開もあり…えっと…それでええのん? な所も多々ありーの…うん…私はこれ、今以上にチケット増やすのは無理やわぁ…。
 隣の人が涙拭ってる横で私ずーっと(ノ∀`)な顔してたもの…。え、無理、感情移入とか少なくとも今日の時点ではマジ無理。次見たら多分、大なり小なりは変わると思う。けど今日はドン引きではないけど…割と引いてたから…。
 ショーは楽しいけど…暗い(照明的な意味で)でも見せ場もらってる人がたくさんいるから多分スルメ(回数重ねると楽しくなる)だと思う。ファンキーはほんとにスルメだったし。
 そんないつもに比べて辛口感想(芝居に対して)が続きます。そしていつもにもまして無駄にめちゃくちゃ長いです。そして書き忘れ箇所とか多々あるので他の方々のレポなどを…御覧ください…。
 あと、前の席の方の頭で下手が見えなかったので…下手で行われていた事とかはすっぽり抜けています。

『美しき生涯』

 最初に。最初に出た三成と茶々の恋愛模様だけど、もうこれは初日までに昇華しきったのか割と平気だった。てか、揺るぎなく一本通してくれたからまぁいいか、お芝居だし、と思えた。そういう意味では…うん…まぁ…しこりが消えたとは言えないけど(なんせ始まりが唐突にして無理やり過ぎる)。

 何が酷いってさ、おねねさまだよ! おねねさまの扱いってか描き方がマジひどい。長浜城に来た茶々が秀吉に反抗的な態度取ったら即ビンタっておま…! この時点では茶々は秀吉の養女でも嫁でもない。柴田の娘という扱いであってもそれでも織田家中の序列ってもんがあるよね? そうでなくても夫の主人の姪だよね? 本気で「敗者の女」「捕虜同然」の扱いしてて( ゚д゚)ポカーン あの瞬間「マジねーわ」と思って冷めた私がここに。
 もうね、なにより先におねねさまってくらいのショックよ。おねねさまの描き方まじひどい。
 あと、おねねさまに言わせてるんだけど「家康は三成の挙兵計画を知った上で上杉征伐に出かける振りをして途中で反転して…」っていうやつね。いやいやいやいや。それはさーさすがにさー。ねーちょーっと陰謀史観すぎるんでないかい? と思った。っていうかおねねさまペラペラ喋ったらあかんやろ。
 にしても美穂さんの銀橋歌は圧観でございました…。

 で、ゆひ三成のビジュアルはもうさすが二次元。ただ、OPで紫のロング陣羽織で裾スパンコールにぽかーん。いやいやいやいやいや。しかし銀橋で「ふるさと琵琶湖」って滋賀県を讃えてくれたから即座にガス抜きできてる安い私。…そう、私滋賀県大好き。だからかなりフラストレーション溜まるんだけども結構頻繁に琵琶湖を懐かしんで歌ってくれるからその度にふしゅーっとガスが抜けていく感じ。うまくやりおったな(関係ない)。
 しかしあの総髪は…えと、演出的にはあの兜のもさもさ部分はまさか 地 毛 扱いなのか。馬鹿な。額当てだけで兜の用途を成すか。馬鹿な。
 あと、終盤でテル疾風と銀橋で「俺達の愛は一つ」みたいな感じで「俺達は光と陰」みたいなニュアンスの歌をうたうんだけども…いやいやいや。お二方とも同一系統ですやん。ホゲホゲでルドルドですやん。ふたりともどっちかってーと陰…って思った。うん。だってほんとに方向性ってかタイプ一緒やん。

 すみかの茶々は…うーん…今の大河のお江みたいな感じかな。12.3の頃がね…うん…。そんな少女相手に真面目に答える三成が…。
 ごめん、正直、お芝居は全体的にドン引きとは言わんけど割と引いてたからすみかの演技までしっかり覚えてないんだ。ただ、大津城の牢獄での別れで「三成ぃー!!!」って叫んで疾風に引きずられていくところがね…うん、デジャヴ。とってもデジャヴ。数ヶ月前に片手の指の数よりたくさん見た気がするこういう場面。
 っていうか秀吉嫌いすぎて。側妻側妻連呼するし。ただ、酷いことを言う、と言いつつ秀吉の妻になると宣言した所はかっこ良かったと思います。…それでも『側妻』言うてたけど。
 しかし三成とのまぐわいの演出は…あざとい…あざとすぎる…!!! もうちょっとどうにかならへんかったんかいなそこんとこさぁ!

 テル疾風は輪をかけて二次元でした。うん、ようこそ二次元の組へ。しかし年齢不詳であるよ。…っていうかね。冒頭のお市さまとの銀橋がほんっとに説明ゼロで銀橋どん、だから…えっとぉ……あなた方どこの誰? っていう。客席全員がパンフを買って、幕が開くまでに読んでるとは限らないのにあまりにも不親切すぎると思った。テル疾風が「お市様」って呼ぶ訳でもなく(多分ずっと『お方様』って呼んでた)、柴田勝家に嫁ぐ、とかいうセリフの端々から「ああ、お市か」って全員が分かるかといえば…そうでもなくない? いくら今大河やってるとはいえさ。
 そんな訳だから、テルが浅井の忍でお市の命令で茶々を守ってるんだ、っていうのが全然話の中で描かれてない気がする。そりゃ三成だって「お前と協力しあったつもりはない!」とか言うよ。言っちゃうよ。だってあんた誰、状態だもの。
 せーことの場面は…えっと…え? いいのそれで。いきなり攻撃仕掛けて男女の関係持つとか忍びの考えることは凡人には理解不能ですよマジで。あと、ラストに復讐されてるけど…いるのそのシーン…っていうか果たしてせーこに妹という存在は必要だったのだろうか。10数年後しの復讐とか。えー………。
 あと、割と下世話に思えてしまうのですよ。発言がね。「抱け」とか(何度も)言っちゃうし。
 関ヶ原で「家康の陣に夜討ちをしかけろ」とか言ってて、うわぁ島津のセリフとったよ…と思った。

 秀吉は人当たりの良さそうな面と、お市さまを切り捨てる冷酷な面とが両方あってよかった! 高麗御陣の時の虎の話とか、三献茶とか、エピソードも…まぁむりくりとはいえ盛り込んできてたし。小ネタで笑いを取りにくるのはデフォなのかアドリブなのか…! 二回目以降に確認を持ち越します。
 あと、三成に対して扇の使い方がうまいです。うん、扇って唯もってるだけじゃダメだよね、効果的な使い方を心得てらっさるわ…。

 七本槍はねー…ユニットでした。ええ、嫁連れてユニット。ビジュアルはみー脇坂が一番好みでした。そして悠未清正。青天みちこさん、大ちゃんは割と普通でした。いや、まぁ博多でもやってたし。
 なごむシーン…といえばそうかな、疾風に悪口言われてくしゃみしてみたりとか。毛槍もってせり上がってくるところはマジ圧観。みんなデカイからすごい圧観。しかし「我ら七本槍ーぃ」って言ってしまうところは…もやっとー。
 関ヶ原前後あたりで割と…????な演出があったりしたのだけれどそれはまたあとで書く。
 嫁とのリサイタルは…ちや姐wwwwwちや姐の本気wwww大タラは上手の端っこでよく見えなかったけどラブラブであった…恥ずかしすぎて泣いたとの部分まではわからんかった…どこだ、なにをしたんだ!!!
 あと、関ヶ原シーンのさ…福島正則以外の『武将A』というバイトね。混乱するよほんとに。幕間にしゃべってて混乱きたしてる人多すぎたよ! あれもう北翔正則以外全員バイトと思ったほうがいいよ! ってな訳であそこにいる『武将A』がどこまでバイトで誰なら本役とみなしていいかを考えてみた。
 っていうか関ヶ原にいたるまでの流れが唐突すぎる。先にも書いたけどおねねさまが「上杉征伐に向かう家康の背後で三成が挙兵する」とかいきなり言い出すから、完全に三成が背後から家康(家康もこの時点で何かした訳じゃない。少なくとも劇中には一切登場すらしてない)を狙い撃ちしてるようにしか見えない。理由も見えない。

 その他の家臣たちなんだけども…カイ大谷刑部とかいっちー前田玄以とか、りく増田長盛とか、愛長束正家とか…いや、だからさ、なんでその美味しいメンツをもっと全面に出さないのかと小一時間。カイちゃんは関ヶ原近くなってからは覆面姿で、そこまでちゃんと「大谷刑部」をやるならなんでもっと主要メンバーにだな。
 あと、中盤でりりこが歌って周りを娘役が踊るんだけども。…もうちょっと…その鬘の色はどうにかならんかったのか…! なぜブルー。いや、水を表したいんだろうが。なぜブルーにしたし…!! そしてヒレが…黄緑…ってか蛍光グリーン…なぜ蛍光グリーンにしたし…! けどここの衣装は上から目線な発言で申し訳ないけど「お、やるな」と思いました。詳しくはあとで。

 あと、大人数下級生の陣笠ひどい。マジ顔見えんし。陣笠とマスクで顔隠された下級生をどうやって判別付けろというのか、身長と動きか! 無茶言うなし。

 で、真面目に考察してどうすると言われそうなんだけども自分を納得させるためにも書くよ。飛ばしたい人はさくっとルナロッサ感想まで飛んでください。

■テル疾風について。
 オリキャラを考察してどーすんだって話だけどもちょっと気になったから。茶々のセリフに「甲賀者」っていう単語が入ってて、そうか疾風は甲賀忍者なのか、と。そう考えると、浅井の忍びというよりは織田の忍びに近いのかもしれない。信長の近江平定に際して甲賀53家と呼ばれるくらいに密集してたあそこらへんは味方するもの、敵対するもので別れて、生き残ったのはつまり『信長に見方したもの』な訳で、つまり疾風はこの時、割と早い段階で織田に味方した側の忍びではないかと。それがお市につけられて浅井に行ったと考えるほうが、浅井に味方してた甲賀者よりも私は自然だと思う。織田の近江侵攻前から浅井に味方してた甲賀者を小谷落城後も清須や岐阜にいることを信長が許すかなぁ…ってのもある。
 だからこそ、あそこでお市は疾風に対して強気に出られる(浅井の忍びではなく自分についてきた織田の忍びだから)んじゃないだろうか。

■茶々の出自について
 茶々も滋賀県出身って事になってるから、茶々も浅井長政とお市との間の子扱いになってるんだな、と。…いや、どうでもよさそうで事実このお芝居ではどうでもいいんだけど割とどうでもよくないよ。前夫との子とか、いろいろ、お市の輿入れ時期と並んで諸説あるから。
 でもたとえ長政との間の子でなかったとしてもお市が『茶々を守れ』って言えるって事はやっぱり疾風は浅井の忍びではなく織田の忍びなんじゃないかなぁと思う次第ですよ。

■七本槍について。
 本人らが十把一絡げにされるのは嫌がってたとかそういう史実は脇に置いておく。最早そんなことは瑣末なことだ。何が不満っていうか気に入らないって、おねねさまの握り飯を食べるシーンで、何普通にかちゃ片桐とみー脇坂がナチュラルに「昔からずーっと一緒でした☆」みたいなノリなのかと。いやいやいや自分ら小谷城落城後(つまり秀吉が長浜城拝領後)に合流したやん三成とほぼ同期の桜やん。誰が口にしたか覚えてないんだけどもまっさかかちゃやみーが「おっかぁ」とか言ってなかったよね、ね。ね! 誰かそうだといって。とっくに元服して久しい時に家臣になったのに主君の嫁を「おっかぁ」とかないわ、それはないわ。あの場で美穂ねねさまを「おっかぁ」って言えるのは悠未清正、北翔正則、十輝嘉明、と大目に見て大の平野長泰くらいのものだわ…。

■関ヶ原に対する三成の意識。
 この芝居の三成の設定で「茶々との恋愛」よりも目新しい(結果としてそうなってしまったのかも)部分は「積極的に関ヶ原合戦に『豊臣』を持ち出そうとした」事だと思う。ここ最近の三成は「関ヶ原はあくまで徳川との私闘であり、豊臣は無関係」というスタンスをとろうとした、ってのが多い気がする。たとえ何があっても豊臣に害が及ばないように、と(それをリスクファクターととるか、後ろ向きだと批判する向きももちろんある)。けれどもゆひ三成は秀頼(当時7歳)の出馬を要請してる。これは関ヶ原を事実上『豊臣vs徳川』にして日本全国の大名たちに豊臣か徳川かの二者択一を迫るのと同じ。お芝居の展開としては淀殿が断固拒否したことになってるけど、これだと「要請したのに断られた」→「豊臣は三成に見方しなかった」→「つまり徳川に見方して三成と戦うことは豊臣に弓引くことにはならない」っていう展開が成り立ってしまって、豊臣が暗に敵にもなってしまって三成マジ超アウェー。
 それなのに西軍の背旗は豊臣の五七の桐(上から垂れ下がってんのは三成の大一大万大吉だったけど)なもんだから、「三成が豊臣の名を語って戦をしている」と糾弾されてもしかたない。そりゃ豊臣恩顧武将も寝返るよ。こうなるとなんでちー糟屋は寝返らなかったのか位の話になってしまう。

■大津城での戦後処理
 わりと一番長い間謎っていうか考えてたのは、ここにかちゃがバイトではなく『片桐且元』としていること。関ヶ原にいる武将Aのかちゃはバイトだと思う。あそこが片桐だといろいろ…いろいろ…歴史上の片桐且元は関ヶ原時点では西軍にいて、大津城で籠城してる京極高次に関ヶ原合流を阻止されてる。その後、大坂の陣の前に徳川に寝返ってる。
 で、あれこれ思い悩んだんだけども、家康の「こいつらはすぐ裏切る」がみー脇坂とかちゃ片桐に向かって言われている(だったハズ)ことを思うと、ここにかちゃがいるのは大坂の陣を先取りというか、いずれ豊臣を裏切って(どっちかっていうと見限るに近いけど)徳川につくからかな、と。そう考えると家康のセリフにも重みというか、信ぴょう性が増すと思うのです。みー脇坂の裏切りの下りはまっっったく描かれなかったのであくまで私の脳内補完だけど。

■中盤とラストの竜宮城的な演出
 これね、ほんとにやりおる…!! って思ったの。なんでかっていうと、瀬田の唐橋(勢多橋)には伝承があって、田原藤太秀郷の三上山の大ムカデ退治の話なんだけども。田原藤太秀郷にムカデ退治を依頼するのがこの勢多橋の下(つまり琵琶湖)に住む龍神の娘、つまり琵琶湖には龍の住む場所がある=竜宮城がある。っていう…。このムカデ退治の出展なんだっけな…(データごそごそ)…あった。瀬田橋の橋守神社(竜王宮秀郷社)の『江州勢多橋畔二社縁起』だ。原本見たことないけどここ3年間で2回は引用見てるからきっとこれであってるはず。
 だからこれ見たとき「おおっ」と思ったのですよ。…あの大劇場で同じ視点で「おおっ」って思った人が何人いたのかは知らないけど…。多分100人もいないと思うけども。
 でもまぁパンフ見たらりりこの所は「弁財天」で最後は「オシドリ」だったから…どこまでこの『湖中他界』を思って作ったのかはわからんけどもね…。弁財天って琵琶湖の弁財天は普通の弁財天のカッコしてないからあれじゃ乙姫様の方がずっと自然だよ…


 やっとですよ。

『ルナロッサ』

 照明暗いのと下級生がわーっと走るシーンが冒頭に多くて補足しきれない…!!
 パンフ見て『砂』ってあったからもっと地味かと思っていたけれど、割とキラキラしていてよかったです。

 バザールのシーンで、まさこが「バザール(で)ござーる」って言うたんやけど…! え、ここ笑うところとちゃうのん? なんでみんなシーンとしてんの? え、笑うところやんな…!? れーれの白猫…あざといくらいに猫であった…! 稲葉くんェ…。なんかね…言い方悪いんだけど狙いすぎてるのが見え見えでさ…単純に「可愛い」って今日は思えなかった…猫耳萌えるやろ! 萌えるやろ! ってやられてちょっと食傷気味。決して後ろのてんれーばっかり見ていた訳では(ここのてんれーはスーツでうろうろしてる)。
 しかしバックパッカーのテルさんはヘタレであったwwその横の大ちーのだっさいバックパッカーwwwwでもっていきなりスターになる3人wwwかっこwwいいwwよwww って多分草をはやしながら見るシーンだと思う。ウインク量産してるし。
 ここの流れであこさまが踊るんだけど(踊る女大商人っていう役名もどうかと)、ひらひらした衣装の割にものっっすごい踊るんだ。…ひらひら衣装じゃないほうがよくね…? ってくらい。

 ピンク衣装のすみかがらくだに乗って出てきてからの中詰がまさかのターバン祭りで…! そして孔雀の羽根扇もっての銀橋。てんちゃんは銀橋上手端(めも)。
 ここでいっちーがさ! いっちーに歌が! 1年ぶりのショーで、ショーの出番が増えてる人が多くてほんとに、次はもうちょっと余裕を持って見たいと思います。今日はほんとにお芝居で全部…もってかれて…気力を…。

 噂のテル女装のとこ。…綺麗…なのか…いや、完全に個人趣味なんだけど…あの前髪が好みじゃなくて…後ろ姿はすごい好きな感じなんだけど。前髪がね…。もさっとしてるように見えてさ…。
 悠未さんがマジ男でマジ獣でマジでエロかったです。まる。
 そしてテルをリフトしたすっしーさんがマジかっこ良かったです!!!(声を大にして)
 テルの衣装はスリットっていうか、パンツの横が何箇所かひもで止めてあるっていうか…要するに足がチラチラする訳ですよ。そんな足に悠未さんがキスする訳ですよ。やるな足フェチ(ひどい言いがかり)。でもってこの場面のデカイ男らに持ち上げられるテルの高さパネェ…。床から2m余裕ですよあの高さ。そんなメンツなのでテル女装が普通に…身長差が…悠未さんとの身長差はナチュラルに娘役余裕でした。…いえ、ヴァレンチノのかいちゃんとのデュエダンでもよく存じておりましたが。
 身長差といえば本当に大ちゃんとの身長差は2cmですかというあらたなる(というかこれまで明らかにならなかった)疑問が生まれた訳ですがそれはそれ、宙組マジックということで。宙組スケール。

 あと、フィナーレ前にちや姐が歌うよ! ちや姐の歌最近多いよね! 福耳。ってか神様たちは歌ウマを揃えてきてるのね…。

 男役群舞にてんちゃんがいないのはとても残念で仕方がないんだけども、あの衣装は…! ちょ、どこのホストか。その開襟具合…!!! かがむのかそれで! 登場の仕方もすごいかっこ良かった…!
 パレードのてんちゃんは下手花道(めも…)で周りの男役がイヤリング付けてないのにひとりだけキラキラしてて…実は地味に気になっていました(どこ見てんだ)。でもって最後の幕が降りる前の振りがものっっすごいノリノリで羽根扇振ってる人がおるよww
 しっかし花道の生徒は幕が降りるときに全員舞台に戻るのね。今回花道の方へははけないのね…。なんかちょっと残念。

 テルを歓迎しないとかそういう訳では一切ないのだけれど、やっぱり蘭寿さんの濃さというか、あれがないなぁ…ってショーだと思う。どうしても祐飛さんとテルは系統が似ているから場面は転換してもなんか雰囲気が変わらないし(まぁ一環しているといえばそうなのかもしれんけど)。あと、テルは蘭寿さんよりまだ薄いから(っていうかあんな濃い人そうそうおらんわ)、あの濃さに慣れてたからあ、薄い…と思ってしまうというか。まぁ今日は宙組テルお披露目初日だし、これから見側も馴染んでくるんだろうと思います。
 挨拶の模様はニュースで明日には流れるらしいので割愛。…べ、べつに力尽きたとかじゃ…! しかし2時間くらいかかってこれ書いてるっていうね。アホだろ。アホですよ。知ってる。全力でバカやるの大好き。

 そんな訳で初日でした。次は来週の予定…うん、増やさないよ。トラファルガーは初日見て我慢できなくて二日後に見に行ったけど今回二日後は仕事やからね!

4 件のコメント:

  1. すごいおもしろい! お気に入りに入れて、帰ってきたらまたじっくり読みます。 歴史の考察すごいっ

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  2. 長々自分でも何書いたんだろう…と思ってしまいます。
    どうしても自分の中で折り合いを付けたくて書いてたらこんなのになってしまいました…。

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  3. 帰ってきたので読んだけど、一読だけじゃもったいないっ!こういうの好き。
    私もヅカヲタより古典文学ヲタのほうがキャリアが長いので、違う場所でmegさんと同じように感じるときがあります。でも歴史的意義の考察すごいっ! 史学科のレポートみたい。そんけいっっ
    私は東京で観劇するので、また書き込ませてくださいm(__)m

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  4. 一応史学科を出たのですー(随分前ですが…)
    一度見ただけでは納得できないことが先行してしまい…
    私は東京へは行かず、ムラであと3~4回見る予定ですので、
    その間に何か違う感じ方が見つかるといいな、と思っています。

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