2011年10月4日火曜日

雪組『仮面の男』とりあえずまとめ

 ムラ公演を何回か見たので備忘録的な感じで感想とかをまとめて書いておきます。過去記事との重複もあります。ていうか細かいです。
 東京ではどこか知りませんが変更点もあるそうなので、ムラではこんなんだったよ、というシロモノですが大凡にして真ん中についてはほっとんど書いてないので結局重箱の隅です。

第1場 プロローグ
 あのセットに電光が走る所がどうしてもアトラクションっぽくて毎回…なんやろ、ディズニーランドで言うところの白雪姫のアトラクションにありそうな感じ。
 せり上がってきてみみちゃんに若干絡んで最後はきむさんの顔に手をかざす朝風くんに目を奪われて仕方がないプロローグです(真顔)。いや、なんかこう…目立つよね。せり上がり組にはコマやせしるさんもいてるんやけど…でかいからか。でかいからやな。

第2場 モリエール一座の“教えて!早わかり世界史“
 さらさちゃんがラ・マルセイエーズ歌ったあとに同じ格好でマリー・アントワネットやってるのが違和感っちゃ違和感だけどそんなことはさらさちゃんの歌声の前では瑣末なことですよね、うん。
 あのゆめみさんのジャンヌ・ダルクはほんとにもっとじっくり見たい。てかそのままやってくれていいよ、て思った。めっちゃかっこいいあのジャンヌ・ダルク。
 ルイ13世のりーしゃが新公以降アドリブ混ぜてきてて、顔が出ないことに対して「せっかくヒゲはやしたのに~!」とか言ってた。りーしゃといい新公のかなとくんといい一瞬のインパクトに本気出して考えすぎである。

第3場 ボーリング
 ボール係つってもかりさんの方を主に見てるんだけど、なんかだんだん大人気なく(そもそもボール係は侍従より年下のまだ子供に近いような年齢がやってるのかな?と思わなくもないけどそこんとこどうなんだろう)、淑女と啀み合ってみたり、その淑女が敗者になったら(選ばれなくて倒す対象になったら)指さして「ザマァ」ってやったり舌出したり…やりたい放題やな。にしてもいきなりかりさんのソロから始まるからびっくりしましたよ。ていうかボール係マジ可愛い。あの「給料もらって淑女なぎ倒す♪」のとこが特に可愛い。
 で、朝風メガホン。よくよく見てたらメガホンを大事そうに拭いてたり、仕事じゃないときは延々手持ちのティーセットでうがいを繰り返してて(最初に出てきた時も喉触って発声してるし)、袖にぺっと吐き出したりもしてるし。しかしメガホンの何が一番見所って、最後の勝者を告げるときに「8番人妻ァ!!」って大声で叫んで隣の絵描きのイリヤくんとかはすっごいうるさそうな顔してて、オケのザッキーかな? が「おいお前」みたいな感じで肩を叩く日もあったりして、そのあとで慌てて「水色ドレース!!」って言い直してから仕草で「せーふ?せーふ?」みたいな事してる日もあって…メガホンは人妻好きか。あ、慌てて言い直してから居心地悪そうにメガホン抱きしめてる日もあった(メガホンばっか見過ぎですよ)。

第4場 女好き
 キャスター付きの椅子に乗って出てくる淑女と紳士の中で、りーしゃがよく目につくなぁ…探しやすいなぁ…と思って、原因に気づいた。服が、ルイに負けてないくらい悪趣味(笑) いや、はじめはさ、薄暗かったから紫系のベルベットとかかなーと思ってたんやけど…とんでもなかったwww ありゃひどいwww わざと選んだらしいけどその狙いがGJだわりーしゃwww なんか…こう…言語に尽くしがたい感じの…紫っちゃ紫なんだけど、ラメぎっしり紫というか…それも一色じゃなくてどぎつい感じに緑とかも混ざってて…なんかこう…仕立て方が違ったらお笑い芸人用のジャケット的な感じの(ぇ あれを着こなしてる(笑)りーしゃまじすげぇ。
 しかしこの…みみちゃんが出てくるところのあの電飾矢印は…ここに注目! ってやりたいんやろうけど…うーん…もうちょい…照明でどうにかならんかったかなーと。ちょっとあざとすぎるってか…うーん…っていう感じでした。

第5場 ゴシップ
 唇のベッドの時に一旦きむさんは青い上着を脱ぐんだけども、これを次のシーンで天月くんが(本公演でも新公でも)着せてたんだけど…初日はうまく袖が通らなかったのか…きむさんがもういいよ、って仕草をしてて、次に見たときからはちゃんと着せられてたんだけども、前を止め終わった時に必ず「うんうん」って2回うなづいてるんだよきむさん。最高の王様…!
 で、最後の「CHU!」でラウルとルイーズがキスしてることにラスト2回くらいまで気づきませんでした(おい) いや、だってちょっと奥だしさ…。
 あと、ミレディの映像が下手花道から吹き飛ばして上手花道に呼び戻してるんだと気づいたのもラスト2回でした(遅)

第6場 努力しないで無銭飲食する方法
 せり上がりからのH2$の流れでまっつが噛むのを2回みました。言い難いのかなぁ…まっつが噛む事自体あんまりなさそうなのに。
 酒場ではがおり、朝風、乙葉ちゃんの3人の同期テーブルなのに騒乱始まって以後は朝風・乙葉ちゃんがカップルみたいに動いてて…あれ、がおりは!? と思ってた…二人は腰抱いたりしてるのに…がおり…。
 ポルトスとアラミスの口論のきっかけと、暴れまわりながら叫んでるセリフは毎回違うっぽいけどなんだろう…こう…口喧嘩としては成り立ってないww テーブルひっくり返すのも最初のうちは「俺にも見せろよ」「ヤダ」とかそういう会話だったのに後の方はもう何言ってるのか…よくわからんときもあった…まぁいいのか。なんかこいつら喋ってる→キレた!! だけで。
 酒場のおかみの杏奈さんのかつらがすごい。髪をスパゲッティに見立ててフォーク突き刺したとしか思えない。すごいいいセンス!!! 一回乱闘の途中でとれちゃって、舞台上で歌が終わってすぐに後ろに戻る流れの中で気がついたら一瞬のうちに直してはった…。

第7場 ダルタニアンの歌
 この歌すごい好き。(それだけか)(いやだって突っ込む余地ないし)

第8場 王は何でもお見通し
 あの音楽がどうしても ♪We will, We will ROCK YOU!! にしか思えなくてだな…あそこでルーボアが歌い出しても全然不思議じゃない。にしてもあのセットの使い方というか、上にずらっと並んだ人間睫毛の貴族たちといい…あそこうまいなー…と思ってみてました。黒目部分のパーツが動くのもすごくいい…。
 ていうかね、初日に見たときは「あんな男に何がわかる!」とか「好き、すき大好き、ルイ~~」とかをまさかひろみさんが歌っているとは思わなくてですね(朝風ロックオンしすぎです)。ていうか天月くんも歌うとは思ってなかったわけでしてね。うっかり上手袖のみガン見しておりました。

第9場 大囚人ナンバー
 上手側で一番怯えた顔してるりーしゃだけど実は一番鞭打たれてない。そんなりーしゃはサンマールが「機嫌がいい」って言った瞬間すごいぱぁぁぁっとした顔になって、また次の瞬間怯えきってて…顔芸しまくってる…。
 これ、照明がつくまでの間にがおりかなぁ…囚人の首に鞭かけたりしてるのは。
 初日には「え、ケータイ?」唐突かつイミフ…とかって思ってたけど、そこはもうそんな気にならなかった。けどやっぱりあの…鞭打った時の悲鳴の声をオケに見立ててやるあの一部分と、縄を首にかけてからの「どーぞどーぞ」とほたてくん(とがおり)がせり上がりながら羽つけて縄を天使の輪にして…っていうのはちょっと…個人的には笑えないというか、不快だったな…最後まで。ほたてくんは毎回リアクション変えてきてて、頑張ってる…てのはすごくわかるんだけど、でもあそこの場面は、サンマールの妄想の世界だ、と言われてもこう…割りきって笑えなくて。いや、別にどんな作品のどんな場面にも受け入れられない場面ってあると思うから、前編通して全部好き! っていう必要はないんだろうけど、私にはあそこがどうしても無理でした。せり上がりのほたてくんは初日以外ほとんど見てなくて…手前のロケットの方を見てました。かりさん足めっちゃ上げてるわぁ…とか思いつつ。
 まぁその縄が実は電飾付きってのは言われるまで気づかなかったわけですが。確かに言われてみれば光ってるし、ある時は配る段階から1個だけピカピカしてたし。

第10場 ラウルの手紙
 もう、もうね、なぎしょがほんっっっとにいい弟役者で…!! あの最後の「ADIEU」が…! しかしフィリップの顔を見ただけでなんで背後関係全部知っててあの小さい布切れによくまぁ血で全部書いたよねとも思わなくもないけど多分突っ込んだらあかんところよね。
 にしてもリサちゃんの洗濯女がさ…役作りがうまいっていうか…切なくなるよね。

第11場 脱獄
 銀橋のまっつ、すごい冷静に指示を出してるのに最後に「ルイ、お前だ!」って言った時の目線の鋭さがすっごい…たまんない。
 しかし後ろでサンマールが身動き取れないように囚人がはしご外してるのって舞台転換の都合? あれけっこう面白い演出だと思って見てたんだけども。

第12場 フィリップの苦悩
 ここはもうキングの「ボンニュイ」に尽きる。神父の道を志してるとかいやいや絶対無理ですって女がほっとかないしほっとかれもしませんよね。

第13場 一大ページェント
 ミラーボールかおりさんはあれ、風船の力で浮いてる設定なのかと最初は思ったんだけど、違うのね、あの風船は髪の毛にくっついてる髪飾り的な扱いなのね。で、そんなかおりさんの歌う謎の歌は歌詞が…ルサンクで逆から読むとメッセージになっていると聞いて…感動するよりも先に「覚えるの大変そう」と思ってしまった私は素人です。
 で、左右に動いて銃士隊をノックアウトしたあとで、真ん中でミラーボールを回転させて銃士隊に目くらましをかけているかおりさんをみて 太陽拳!!! と思ったのはきっと私だけじゃない。もしくはなんとかフラッシュ!! みたいな技名が付いているに違いない。
 あと、仮面をつけた闇の騎士が出てきたときに、ルイがはっとして立ち上がるんだけど、新公終わった後くらいから「あの仮面は!」っていうセリフが増えてたよーな。いや、それ以前に言ってたとしても記憶にないだけなんだろうけど。

第14場 フィリップとルイーズ
 いつだったか、みみちゃんが倒れたときにドレスの裾がめくれたまま引っかかって、パニエが見えてしまってた時があったんだけど、ショールをかけてあげる時にキムさんが直してた…! うわぁなんぁこううわぁうわぁ(もだもだ)
 しかし「俺の目はごまかされないぞ!」ってずっと見てたか聞いてたかしてたんかいダルタニアン!

第15場 とらわれたルイ14世
 盆に飛び乗るときに緒月さんが盆にむかって「止まれ!」みたいな(どっちかって言うと犬に向かって言う「ステイ!」みたいな感じで)のを言ってるんだけどだんだん(少しずつ)エスカレートしていってたよーな気がする。

第16場 フィリップの過去
 影絵。…いや、それに尽きるよね。影絵。
 うさぎとカメの話は確かに有名で、影絵にもしやすいんだろうけど、でもあの童話ってか寓話にフィリップの人生を准えて励ますってのは…なんかこう…しっくりこないなぁ…っていう気がするのです。

第17場 逃亡
 あの馬のシーンはマジカッコイイ。
 …だからこそなんだあの電気クラゲは。緒月さんの悲鳴も初日以降どんどん甲高くなっていってたなぁ…。
 ていうかあの海に落ちて、泡がぶくぶくして、音楽が変わったところでどうしても Under the Sea しか思い出せなくてだな。あそこでUnder the Seaが流れても全然驚かない。むしろなんでありえる出てこないの(無茶なことを言っているのは承知の上です)とか初日に逃避気味に思ったりもしました。

第19場 ファイナルバトル
 階段の上の方でマントばさばさしてる銃士隊、そのマントに何かが映し出されてる…らしいんだけど結局まっったくわかりませんでした。
 ダルタニアンとルーボアが戦ってるあたりで後ろに人が映し出されてるのはちゃんと気づいてるけども。

第20場 真の国王
 ここはね、もうね。まなはるすげぇ!!! っていう。初日からまなはるの熱演に脱帽ですよ。まなはるすごい。顔が見えなくても顔芸って言ってしまいそうになるけど顔が見えないからこそものっすごい体当たり演技で…まなはるすごい。きむさんもページェントに続いて切り替え時間短いんじゃないかなこのシーン。
 あと、ダルタニアン+三銃士がサーベルを合わせるところで、後ろの銃士隊もサーベル抜いて、胸の前で掲げてるんだけど、これがまたかっこいいんだ。この仕草すごい好き。

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