2011年10月25日火曜日

宙組『クラシコ・イタリアーノ《新人公演》』宝塚大劇場

 いつもにもまして一部の出演者に視線を奪われ…いや、あれもうほんと視線泥棒なんてもんじゃなくて視線強奪やがな…ってな状況だったので細かいところやらはよく見てません。この新公は東京でも見るので今回見逃した方々は東京でしっかり…見られたらいいなぁ…いやでもほんとに天玲の視線強奪っぷりはこれまでの比じゃなかったですよ…。パネェ。
 さて、あっきーの新公初主演ですが…うん、普通にかっこよかったよ。祐飛さんをほんとによく観察して…っていうと言い方がおかしいかもしれないけれど、本当に忠実に祐飛さんのサルバトーレを写してきたな、っていう印象。
 うららちゃんは安定の美人さんでした。ただ、すみかちゃんへのあて書きキャラクターだから、背も高くて出るとこ出てるうららちゃんだと…なんかこう…違和感が。それはもう仕方がないところなんだけど。歌もうまかった…んだけど…だけど…! 最後のあっきーとあわせて歌うファルセット部分が…うわわ…あそこだけ…頑張って…>< 地声で歌ってるところは普通にうまかった。
 愛ちゃんはもう貫禄すら出てきたんじゃないの…ビジュアルは今更何をかいわんや、だし。
ただ、ただね。あっきーも、愛ちゃんも、まだちょっと滑舌がさ…あれな感じだからさ…早口の場面はちょっと何言ってるかわかりにくいです(´・ω・`)
 りくのマリオもすごい良かった…あの仕事に頑固でクールなマリオが、酒場のシーンでは一気にいい男になってさぁ…!
 あと、翔! 翔のおやっさんがもうほんっっとによくてさぁ!!! 翔に泣かされたわ…。

 以下、だらだらと書いてます。

サルヴァトーレ・フェリ(澄輝さやと)
 あっきーの…あっきーの幕開き挨拶…!!!(そこからかよ)
 椅子に座っての登場シーンも、こんなあっきーが喋ってるの聞いたことないよ…! 歌ってるよ銀橋渡ってるよ…!(それが主演です) となんかこう…常にわたわたした気持ちで見てました。
 先に書いたとおり、本当に忠実に祐飛さんを写してきた、という印象です。もともとあっきー背が高いし、三成の時の和物メイクの秀麗さもびっくりしたけど今回も安定した爽やかな風貌だし。歌もすごく頑張ってて、ちゃんと歌ってるし(って言うと上から目線だけど)。なんか見てる側もいっぱいいっぱいでここのあっきーがどう、っていう具体的な事が何一つ…。
 あるわ。
 BARのシーン、酒飲んでるのにもんのっっすっごい踊ったよねすみきさん。なんですのんあの動き。テーブルの上で「人生一度きりー!」と歌ってるところは良い感じにヤサグレた大人でした。
 あと、最後のシーン、祐飛さんはすみかちゃんより少し離れたところに腰を下ろして、すみかちゃんがにじり寄ってたけど、あっきーは最初から真横に腰下ろしてた。ていうか爽やかだなぁあっきー。かっこいいよあっきー。

ミーナ・プッティ(伶美うらら)
 スタイル抜群のミーナ。特に顕著だと思ったのは最後の衣装かな…オレンジのスカートとジャケット姿の時、ほんとに…ナイスバディ。だからこそ最初のスタジオで「あまりに違いすぎる!」って言われてるのが…いやいやいやうららちゃん普通にイタリア美女でいけるがな。
 登場シーンは…そうきたか…ださいよれっとしたズボン姿。…でも私ああいう格好もいいと思うよ。服装に気を使わない、っていうか気を使えなくてまぁいいか、って思ってる無頓着な感じ。

レニー(愛月ひかる)
 愛ちゃんは「ハァイ皆さん、新人公演にようこそ! ここは~(中略)ルドルフ・ヴァレンチノには…似てないけど。ちゃんと新人公演用に変わってるでしょ?」と最初っからアドリブというか、新公仕様のセリフでもうね、貫禄だと思ったわ…。「グラーーッツェ!」ってれーれを抱きしめるところとかもう普通に金髮アメリカンが似合い過ぎです愛ちゃん。

リズ(すみれ乃麗)
 普通にうまかったです。…としかもう言えないよねれーれ。経験値がもう新公レベルじゃないもの。

クラウディア(藤咲えり)
 えりぃの挨拶がなんていうか安定感なのかジェットコースターなのかわっかんないですよww 芝居の方のえりぃはもうなんの心配もいらないし。パーティーの後であっきーに「おやすみなさい」ってキスするところで 身長差…!!! ってなったことは正直に白状します。
 で、挨拶。無難に収めるのかとおもいきや「(自分らでは失敗したと思っていてても褒められたり)何が吉と出て凶と出るかわかりません」とか言い出してなにそのギャンブラーな発言…!!

マリオ(蒼羽りく)
 すごい硬質な職人。けど、サルヴァトーレと対立するところでは泣き落としじゃないけど、「~~じゃなかったのかよっ!」っていう、職人である前に一人の若者の葛藤みたいなんがあったよーな気がする。気のせいかもしれん。

ペッピーノ(星吹彩翔)
 硬質なりくに対して柔らかい雰囲気のもんち、っていう対比が新公でもくっきりやった。あの音痴? なとこはそういう方向性できたか…!

ジョルジオ・クリスティアーニ(春瀬央季)
 いきなり銀橋真ん中でセリフで、最初は硬いかなーと思ったけど、歌に入ったらいい感じに開き直りっていうか、すとん、ときてたような気がしました。気のせいかもしれん(コラ)

ジョヴァンニ・ロッシ他(天玲美音)
 てんちゃんはね…もうね…ほんっとに視線強奪犯でさ。そもそも最初にダンサーとして出てきた時点でもうね。うわぁうわぁ。立ち位置もセンター寄りだしさ。
 大臣としてスピーチするときは緊張してたのか…家康再び…!? とちょっとgkbrしたんだけども。しかし相変わらずの眼力で、娘の花乃まりあちゃんが「パパだってずいぶん酷い事をしてきたわ」の発言に対して「さもありなん」としか思えないというか。絶対政敵片っ端から陥れ蹴落として大臣になったよあのひと。
 で、うららちゃんがプルチネッラやってる時の街の男、すごい普通の好青年…!(いやほんとに)薄暗いすみっこで恋人に投げキッスしたりして…うわぁうわぁ(ごろんごろん) しかし花を断るところではキツイ視線で一瞥をくれてました。さすが。
 そして真骨頂はここからですよ。CMディレクター。ここ、女の子+てんちゃん+アシスタント(貴姿りょう)だけでさ…ものっっっっっっっすっっっごいノリノリで踊る金髮ショートの鬘+赤縁メガネでぴんくのディレクターの衣装のてんちゃん。マジノリノリ。…こwwれwwはwwww笑わずにおれようかいや無理絶対無理マジ無理(コンマ1秒どころか一息でここまで)。もう筆舌に尽くしがたいとはこのことです。映像として流れることを切に願います。ほんとに私の周り、すっごい必死に笑い堪えてたもん。
 で、一番期待してたBARのバイオリン弾き! すっごいノリノリでバイオリン弾いて、歌も安定のうたうま!!! すごいにっこにこで楽しそうなバイオリン弾きで、あー、てんちゃんこういう明るい役今までほんっとなかったよねぇ…(しみじみ遠い目)しかしてんちゃんよく椅子とかテーブルとかに乗ってるイメージがあるよ。…多分カサブランカ新公の印象が強すぎるんだけど。
 最後の新公で、こんな目立つキャラ3つもやって、しかも2つが明るい役…歌もあるし。ほんっとよかった…。

ジャコモ・アジャーニ(桜木みなと)
 パネルwww(笑うな) いやでも普通にパネルもイケメンやった。あっきーがちょっと斜に構えた写真やったのに大して、ずんちゃんはまっすぐにカメラを睨みつけたような写真でイケメンやった。
悪い役、っていうか、悪い顔、できるやん!(って言うとあれだが) ニヒルな? ちょっとこう、口元ゆがめる表情すごいよかったよ。物足りないなーと思う部分はイコール伸びしろだと思うから、今後にほんっと期待。なんせビジュアルがいい。
 衣装がうろ覚えなんだけどあのスーツはまさこさんが着てるのと同じ? なんか肩幅余ってるなーと思ってみてたんだけども。同じならば仕方ない…。

アレッサンドロ・ファビーノ(風馬翔)
 翔!! もうこのアレッサンドロっていう役がそもそも涙腺に対して反則的な攻撃力を持っているというのに! かける上手かったんだよ…シャングリラの頃に「が、がんばれっ」って思ってたのが嘘みたい。
 布団っていうほど布団いれてなくて、ちょーっと太め…かな? くらいの補正だったんだけど、老けた演技もすごい上手かったし、やっぱり「棺桶に入るときは」のセリフでうるうる。っていうかその前の押さないサルヴァトーレを引き取るあの場面ですでにうるうるしてた。翔に泣かされるなんて…!。゚(゚´Д`゚)゚。

アナ(百千糸)
 本役はいちくんがやってたヒューストン社長のビジネスパートナー。新公では性別かわってももちがやってた。ももちの緑スーツかわゆ! しかし気になったのはそのハイヒールの高さ…慣れてるやろうけどもでもだいじょうぶ?…ってくらい高かった。10センチじゃきかない。
 しかしももちは前回のおねねさまといい、こういう毒のある役っていうのかな…すごく似あう。前回の時も書いたけど、ももちってすごいふくふくしい顔立ち(ぽっちゃりしてるとかそういう意味だけじゃなくて)してるのに、すごいドスの利いた声が出せるから、可愛い顔してキツイこと言う、じゃないけど可愛い顔して内面は怖い女、っていうのがすごく似合う。ってかうまい。笑顔の裏には企みが潜んでる女だよももち。

 え、こんなけ?(人数的に)というなかれ…なんかもういっぱいいっぱいで記憶が…怪しい。他の人は他の人のレポに期待です…。

 追記。
 ミーナの客席登場のシーンで出てくる警官(の俳優)は男女で、ミニスカポリス…! ってくらいのミニスカ+スリットでラブシーンなもんだからそりゃミーナちゃん…びっくりするよ…。しかもミーナに返事したら即座にラブシーンの続きやろうとするし…どんなけラブラブやねん。
 けど先(前)を歩いてたのは女性の方やったし女性からいってたから力関係は女>男やったなあの警官(の俳優)。

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