2011年7月4日月曜日

「平成22年度新収蔵品展」長浜城歴史博物館

 名目は表題の通りですが、目的は同時に2階展示室の後半に展示されてる「秀吉と湖北」です。常設展がスペースを小さくしてここに来てました。3階の展示は前回来たときと同じなので省きます。
 この展示は大河ドラマの巡回展のため、7/18までの展示です。
 新収蔵品は襖絵、火縄銃、秀頼書の神号、日本画、文書、屏風、掛仏…とある中で、目を引いたのは大物の襖絵と屏風なんだけども、特に屏風の方。「長久手・関ヶ原古戦場図屏風」で、長久手と関ヶ原の合戦(距離が違いから一枚の地図に両方書くような感じ)について、徳川方と豊臣方(長久手)、三成方(関ヶ原)の布陣とかが書き込まれてる。ちなみに三成については「治部少輔」の表記です。ガラスごしで屏風の上、雲で区切った1/5~1/4部分にビッシリ書かれてる説明文が読みにくい…けど文体自体は読みやすくて、合戦とそれに至るまでの説明が書かれてる。

 で、ホントの目的の品物は後半に出てる、賤ヶ岳七本槍の一人、糟屋武則の大身槍。図録にもカラーで収録されてないから(モノクロなら収蔵品一覧に収録)見てきました。一緒に直槍と、猪突槍もあったんだけど、直槍をスタンダードな形、としてみると刃渡りも倍くらいあるし、軸に収める部分の長さも違うしさすがの大きさだなぁ、と。
 その横には大正期に書かれた加藤清正の掛け軸。題目の旗印の前に蛇の目が入った烏帽子兜姿で方鎌槍(十文字の片方が折れたもの)を手にしてる…っていう、加藤清正と聞いてイメージする典型的な姿。
 他には石田三成判物で、何年か前に話題になった島左近の名前があるものもまた展示されてました。

 朝一で行ったんだけども、11時前に帰ろうとしたら他府県ナンバーの大型バスからゾロゾロゾロゾロとおばちゃんの団体さんが。そして駐車場は満車…いやー大河バブルだねぇ…いや、普段から結構人多いけどとくに今年はバスで乗り付ける団体さんが多いね…

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