2012年3月27日火曜日

雪組『ドン・カルロス(新人公演)』宝塚大劇場

91期最後の新公卒業となった雪組さんを見てきました。
 あゆっちが挨拶で感極まったのかものすごい涙声でした。なぎしょの挨拶は逆にびっくりするくらいシンプルにすっきり短くまとめてあって…涙ぐむ暇もなかったです。
 ラインナップでは兵士姿のみみちゃんがまなはるとホタテくんの間ですっごいにこにこしてたのがとても可愛かったです。ええほんとに。みみちゃんの男装普通に凛々しくて格好よくてそして可愛い。
 あすくんとカリさんが並びだったのも俺得でした。みみちゃんも含めてみんな下手側。

 で、相変わらず適当な感想メモです。

ドン・カルロス:彩凪翔
 最初の登場シーンからの第一声が肉眼でもわかるくらいに顔が強張っててうわぁぁぁっ(((( ;゚д゚)))) ってなりながら見てました。メイクが若干…黒い…? と思ったのは目の錯覚かなぁ…ここ最近が金髪でキラキラしてるのを見てたからそのせいかなぁ…でも目元描きすぎじゃないかな…とも思ったんですが。
 あんりちゃんとのペアも新公2回目、灼熱以来だからもう安定してるなぁ…。
 飛躍的にどうこう、ってのはわからなかったけど、堅調に一歩一歩って感じなのかなぁ…。
 気になったのは足元、ブーツが何か致命的に合ってないのか、足首がグラグラしてて見ててうわぁぁぁっ(((( ;゚д゚)))) ってなってました。見た目よりは大丈夫なんだろうけどホントに転けそうで…。

レオノール:星乃あんり
 レオノールがハの字眉の困り顔が多いのもあるんだけど、あんりちゃんのハの字眉はとんでもない破壊力なんだってば。ホントに。韓流的な言い方をすると「国民の妹」とはこのことですよ。銀橋でハの字眉で歌われたらもう、もうね!
 みみちゃんの時も思ったけど、牢獄の前で一瞬で雰囲気変えて「勝手です」って言う所、あんりちゃんも静かにキレた…って言うとあれだけど、あそこはホント「男ってやつは…!」っていう静かな怒り→タガが外れて「死なないで」「守ってくれるって言ったじゃない」っていう本音の流れがすごく好きです。
 しかし私はあんりちゃんに妹イメージが強すぎる自覚はある。灼熱後遺症。なんでやねん、って言われるけど今までのどの雪組公演より沢山見たのが灼熱なんだもん仕方ない(灼熱6回見たっていうと雪担さんからも「マジでwww」って言われるし)

ポーザ公爵:煌羽レオ
 危なげなかったと思うし銀橋歌も前回の仮面の男のあのかっ飛ばし具合はイレギュラーだったにしてもしっかり声出てるし。しかし芝居が良い意味でクドいとも思いました。
 エボリ公女に「あなたの子よ」って言われた時の反応が「ぇっ……(絶句)」でおそらくは思考停止したんだろうなぁ…。

フェリペ2世:帆風成海
 安定感どっしり。まさに漬物石のような安定感で芝居を締めてたと思う。ホタテくんの歌声ソロでこんなけ聞いたの初めて…だと思うんだけど、普通に上手かった…。髭の似合いっぷりとかもうそんなのは今更過ぎて。声の出し方も最初から最後まで一貫して少し掠れた感じで加齢を出してて…上手いなぁ…。

イケメン若手貴族たち(まとめる)
 冒頭で花道に出てきた時からりーしゃがすっごいキラキラアイドルオーラを出してて、本役のせしるさんとはまた少し経路が違うけど(光GENJIと少年隊くらい)似たようなアイドルオーラをまき散らしてはりました…。
 天月くんはアカペラのシーンとかで頑張ってるなぁ…といった印象。…ていうか新公メンバーの方が普段からコーラス入れてる顔ぶれなのかしらイケメン若手貴族たち。
 それはそうと、マドリードの協会の場面で、ハンドダンスの人が足りないからか、若手貴族らが「様子をみるように言われて来ましたー」ってしれっとやってきてハンドダンスに参加してた。そういえばここ、普段とは違う位置に座ると手を上げたり立ち上がったりするフリのタイミングが違うけど、当たり前だけど全員完璧に合わせててさすがやなぁ…と。あゆっちとみみちゃんは老女コンビで最後はける時にもお互いに手と手を取り合ってたなぁ…。

ルイ・ゴメス・デ・シルバ:真那春人
 今回唯一アドリブを入れてきたまなはる。もちろん見せ場はマドリードの協会。わっと立ち上がった民衆に驚いてフアナ様にぶつかって「すいません」と謝ったり、終わって銀橋からはける時に「殿下はつつがなく施しをおえられ…」とフアナ様の言葉を虚ろな感じで復唱して、自分の「はい」まで復唱した所で客席から笑いが起こってて、その後袖にはけながら「でもちょーっと楽しかったなー♪」とウキウキした感じで去っていったまなはる可愛かったw

エボリ公女:夢華あみ
 最初の登場シーンからなんか知らん貫禄があったエボリ公女様…。堂々としたもんですわ…。気になったのは赤子を抱くシーンであんまりにも軽そうやった所かな…そんな持ち方したら落とすで…! と要らんことを思いつつ見てました。

異端審問長官:月城かなと
 休演明けで少しお疲れ気味? という声も聞いたけど、それでもあのニワさんが色濃く作ったこの役柄をあの押し出しの強さでやりきったのはすごいと思った。歌にしてもものすごいしっかり声でてるしさ。月城くんは灼熱からしか認識してないんだけど、あの墓守の縁起スゲェ…って思って前回の新公はネタっぽいルイ13世だったけども…今回のを見るとまだまだ余力が有りそうというか、まだまだできそうだと思いました。

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