2009年5月10日日曜日

飛鳥~その5~

 昨日は寝落ちでした。あともう1カ所行ったので写真と一言だけ載せておきます。
 酒船石からどんどこ歩いて1kmちょっと? で石舞台古墳に着きます。ここ、実は初めてきたのですが(通った事はあるけど石室部分に入ったのは初めて)、なんだ堀もちゃんと残ってるじゃないか(超今更)。どうしても写真とか映像とかでは『石舞台』の名前の元にもなった石室部分だけが映ってて、周りの状況が見えないからあんな綺麗に残ってるとは思わなかったです。本当に『方墳』な堀で…説明によれば「方墳あるいは上円下方墳」とやら。…や、なにそのジェゼル王の階段ピラミッドみたいな上下別構造。
 被葬者は蘇我馬子説と蘇我稲目説があるらしく、水野先生は稲目説だそうで。どちらにせよ、蘇我氏が力を持っていた時代の墓で、大化の改新以後に懲罰的な意味で盛り土を剥がれた…というのが定説のようですが。今は整備されているので結局のところ一体どこまで盛り土がはぎ取られて、堀が埋められたのかは当時の報告書とか過去の写真とか見ないと解らないんですけども。
 石室の内部は開口部がぽっかりと空いているのに何かひんやりとした空気でした。…日陰だからか(身も蓋もない)。石室内部というと、出雲で一度入ったのと、韓国(慶州の古墳公園にある天馬塚古墳)でだけなのですが、流石、大きい。出雲のそれは古墳時代中~後期のもので、石舞台はそれ以後、しかも当時の国勢のNo.2とかNo.3とかの墓な訳で…そりゃ規模全然違うわな。高さという意味ではとても高い天井なのですが、横幅は意外なほどに狭いです。あれ? こんなもん? みたいな。横幅だけならもっと拾い石室は他にもある筈(再現とかで入った感じでは)。
 そんな感じで歩き回って帰りの急行では相変わらず爆睡でしたとさ。

0 件のコメント:

コメントを投稿