一人旅の良いところは行き先をころころ変えられる事だと思います。特に私は結構思いつきで行き先を変更するので。
まずは昨日の時点での予定どおり、始発で新大阪まで出てそこから新幹線で広島へ。…朝6時台は京都発の山陽新幹線は無いので新快速もない時間に新大阪まで移動ですよ。
最寄り駅→新大阪 <東海道本線:青春18切符>
新大阪→→広島 <ひかりレールスター:自由席>
広島→岩国 <山陽本線:青春18切符>
岩国→錦帯橋 <バス:240円>
錦帯橋・ロープウェー・岩国城 <セット券930円>
吉川資料館 <500円>
そんなこんなで岩国駅に着いたのは9時半でした。…うーん…出来ればもうちょっと早く着きたいとは思うものの、始発でこれだから多分これが限界なのかなぁ…。
岩国といえばどうしても『基地の街』というイメージがあったのですが…とりあえず有名なので錦帯橋と岩国城。岩国城は1600年関ヶ原の合戦の後、消極的な裏切り(返り忠)を行った吉川氏が移封され、築城が開始された城。…で、一国一城令により完成後まもなく破却された城。今は再建天守があるので錦帯橋からの景観はなかなか絵になるのではないでしょうか。
岩国城の中の展示は…刀剣類が多かったです。…というかほぼ刀剣。見てて面白かったといえば面白かったのだけれど、説明が不親切。銘だけが書かれていて、いつの時代のものであるとか、刃紋の説明とかが全然無かったというか。刷り上げの説明も無かったし。あと、1点だけどう見ても太刀から刷り上げて刀にしてるやつが…なんて言うのかな…太刀の展示方法としては上下逆で刀の展示方法としては左右逆。…なんか苦肉の策、みたいに思えてしまった…。総じて『博物館』じゃなく、『再現天守の中で展示してます』みたいな雰囲気というか。展示方法にしても、あの白い布、多分、綿。でもって刀が触れる部分にはアルミホイル。…アルミホイルて…! いや、気持ちは解るけどアルミホイルって…!
そんな感じでロープウェーで上まで上がった割に「こんなもんか」と思っていたのですが(いや、景色は綺麗だったよ! 今日はガスが酷かったけど)。麓で吉川資料館に入って…すごいわここ。さりげなく重文をずらっと並べてくれてる上に書き下し文とか超親切設計。主に(吉川)元春から輝元に宛てたものが多かったのだけれど、輝元の和歌もありました。上手いのかどうか解らんけれど、短冊が豪華であることは…。あと、打ち掛けが衣紋掛けにかけて展示してあったのだけれど…ほら、着物(特に女性用の打ち掛け)って衣紋掛けにかけて展示する時って前の合わせ部分を左右に引っ張るじゃないですか。普通は糸とかで引っ張る所…クリップで挟んでそこからテグスが伸びていました。ちょ、クリップかよ!! 最後の最後に突っ込まずにはおれなかったです…。
2年前に安芸高田市の資料館(と郡山城)も行って、そこで見た資料とかも思い出しながら見ると結構面白かったです。ちょっと元春と広家の株が上がった瞬間。…いや、元春の株は私の中でそんなに低くないんだけどさ。(小早川)隆景様の株が高すぎて(吉川)広家の株が若干低いだけで。
次の目的地を特に考えてなかったけれどここで吉川の株がちょっと上がったのでそのまま「じゃあ毛利で」とテーマ決定。ただし時間的に安芸高田市やら出雲・米子へは行けないので、次の目的地は宮島へ。
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