『甲骨もじであそぶちゅうごくの十二支のものがたり』

　新聞に取り上げられて爆発的に売れて入荷待ちだったこの本、やっと届きました。いや、思ってた以上にすごくイイ。本文は全部ひらがなで、一見子ども向けなんだけども、イラストというか、中の動物たちが全部甲骨文字で表現されてるんだ。動物だけじゃなく、雨とか川とか、家とか草とか花とか、全部が全部甲骨文字。これは凄い。大人が読もうとすると、1ページ進むのにものっっすごく時間がかかる。ホントにページの隅から隅まで見て、なーるほどー…と思ってから次のページに進む感じ。
　中国の十二支なので、イノシシじゃなくて豚という違いはあるけど、そんなことは些末なことで、本当に完成度の高い絵本だと思う。ある意味全年齢向け絵本だよコレ。
　で、だ。十二支にまつわる絵本はたくさんあるけれど、どれでも鼠はずるがしこい設定なのが多い気がするんだ。たくさんいる動物の中で12に選ばれて、かつトップに立つには頭が働かないとダメだとでも言うのか！　そんな私は鼠年ですよ。しかも甲子だから十干十二支のトップですよ。…数えやすい。いろんな事が。